「越谷市」に新しく約20ヘクタールのでっかい調整池ができる件〜レイクタウンの北池と同じくらいの面積
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「越谷レイクタウン」を護る守護神といえば「大相模調節池」ですよね!!
先日「埼玉県」初のネーミングライツで「SakuraLake」という愛称が付きましたが、それ以前より何度も豪雨から街を救ってきた、まさにガーディアン・オブ・レイクタウンです。
しかし近年の異常気象は、私たちの経験を超えた被害をもたらす可能性が捨てきれなくなってきました… 例えば2023年6月の豪雨のように。
そんなリアルを目の前にして、いつ到来するかも知れない脅威に立ち向かうために「大相模調節池」に強い相棒が誕生します!!
「新方川」の「リユース」の対岸に新しく約20ヘクタールの調整池が誕生するよ!!
その場所は、ご存知一般廃棄物処理施設「リユース」と「新方川」を挟んだ対岸、すなわちあの「田んぼアート」が繰り広げられた広大な田園に予定されています。
上の写真はちょっと古いですが2017年当時の「リユース展望台」から見下ろした「田んぼアート」エリアの様子。すなわちここ一帯が新しい調整池となる予定です。

©OpenStreetMap
所在地:新方川の右岸(リユースや越谷市総合体育館の対岸付近)
面積:推定約20ヘクタール
貯水量:推定約84.7万㎥(東京ドームの約0.68杯分 ※水深4.2m想定)
総工費 約70億円(中川・綾瀬川緊急流域治水プロジェクトの一環)
堤防の高さ:約2メートル(新方川の堤防と同じ高さ)
※通常時は底面の利活用も検討
高さ2メートルの堤防を周囲に巡らし、堤防上には4メートル幅の道を整備。さらには通常時は底面利用も検討するとの事。
これが本当に実現すれば、1周1.82キロメートルのジョギングコースや、「吉川市」の「アクアパーク」や「松伏町」のどでかいバスケコートのようなイカしたスポーツエリアなんかも期待しちゃうブログ主です!!
水深4.2メートル時の貯水量はおおよそ84.7万立方メートルぐらいであろうと妄想します。
新・調節池は「中川・綾瀬川緊急流域治水プロジェクト」の申し子だ!!
「中川・綾瀬川緊急流域治水プロジェクト」とは、埼玉県内の中川・綾瀬川流域において、近年頻発する豪雨による浸水被害を軽減するために策定された緊急的な治水対策計画。
特に、2023年6月の大雨では、春日部市、草加市、越谷市などで甚大な浸水被害が発生したのは記憶に新しいところですが、この被害を受けて、国、埼玉県、および関係する6市1町(春日部市、草加市、越谷市、八潮市、三郷市、吉川市、松伏町)が連携し、早期に浸水被害の大幅な軽減を図るための対策をまとめたものが本プロジェクトなのです。
2023年6月2日の豪雨に関する備忘録〜「大相模調節池」の最大水位4.04m(おそらくレイクタウン史上2位)の写真集〜そして災害を最小限に食い止めた称賛すべき予防措置とは
この新・調整池は、プロジェクトの中でも重要な役割を担い、中川・綾瀬川流域の洪水調節能力が向上し、周辺地域の浸水リスクが大幅に低減されることが期待されています。
気になるそのスケジュールですが、2024年2月にはすでに地元の説明会が開催されており、6月には土地評価・物件調査及び積算、10月には用地補償説明・用地売買契約締結が行われる予定です。
具体的な完成時期は今のところ明らかにはされていませんが「緊急」と名のつくプロジェクトですから、おそらくは停滞なく着工されるものと妄想します。
引き続きウォッチして参ります!!!
(次のページ:調整池にまつわるエトセトラ)
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