こんな調整池も素敵でしょ?バスケとスケボーができる吉川市の「アクアパーク」
いざ大雨!という時に、一時的に雨水を溜め込んで、周辺地域をその被害から守る「調整池」。
平常時は水がないそのスペースを利用して、スケボー(スケートボード)やバスケ(バスケットボール)を楽しむために解放された素敵な施設が、吉川市の「アクアパーク」です。
「調整池」と言われて「越谷レイクタウンピープル」が真っ先に思い出すのは勿論「大相模調節池」ですよね。
ところで「調節池」「調整池」の違いってご存知ですか?国土交通省によれば…
洪水(川から水があふれ氾濫すること)の最大流量を減少させるため、洪水を一時的に貯めて調節し、洪水が終わった後にゆっくり流す施設を遊水地または調節池と呼びます。
遊水地 川に隣接した低地で、洪水を流入させ湛水するような土地を遊水地といいます。囲繞堤、越流堤、水門などを設けて、洪水の一部を一時的に貯留して下流の水位を低下させます。
調節池 機能は遊水地と同じですが、遊水地の池底より掘り下げてたものを調節池といいます。
調整地 住宅や工業団地など開発行為に伴い雨水、排水をストックするために設けられる。
つまり、洪水(川の氾濫)対策に重点を置いているのが「調節池」で、開発などで逃げ場を失った雨水のバッファーとして機能するのが「調整池」ということなんですね。
その場所はというと…
現在建設中の「New吉川橋」を通る道路の吉川市側(東側)の延長上に存在します。上の写真の看板にある見取り図をご覧ください。アクアパークの右側に広い道路らしきものがありますよね。
この道路は 2018年6月現在建設中で、つまり「越谷レイクタウン」と「アクアパーク」は吉川橋を通って綺麗な4車線道路で結ばれる事になります。
でも本記事でここまで述べたことは、いわゆる「大人の事情」に関わることであって、若者にはあまり関係ない事です。だってご覧ください、この爽快なプレイグランド感を!!
ブログ主があと「ん10才」若かったら、きっと入り浸っていた事でしょう。上の2枚の手前側がスケボー専用の施設。その向こうにバスケのコートが1面あります。
施設も素晴らしいけど、誕生の経緯もまた素晴らしい!!
アクアパーク
この公園は、成人式に出席していたある若者が市長に声をかけたことから始まりました。そしてその運命的な一声は、理想ではなく本物の公園となりました。なんと平常時は、野外ステージ、バスケットコート、スケートボード場など、若者を中心とした施設で充実され、大雨時には、近隣住宅への浸水被害を軽減させるための重要な調整池となります。東京オリンピックの競技種目となったスケートボード、アクアパークで練習を始めてみませんか?
所在:吉川市大字中井90番地 他
開園時間:午前9時から午後8時
主な施設内容:
多目的広場兼野外ステージ
バスケットコート1面
スケートボード場 600平方メートル(30メートル×20メートル)利用上のルール:
ヘルメット、プロテクターの着用
禁酒、禁煙
ごみの持ち帰り
ペット禁止
バイクや自転車など禁止
バスケットコート内でのスケートボードなど禁止注意:
大部分がコンクリートでできているため、スケートボードなどで遊ぶ場合は、必ずヘルメット、プロテクターを着用してください。未着用の方の入園を禁止します。
調整池のため、雨、雪などの天候またはその天候が予想される場合や、公園内の状況により閉園となりますのでご了承ください。土地面積:3,429平方メートル
集水区域:13.24ヘクタール(中井沼公園含む)
貯留容量:6,000立法メートル吉川市ホームページより引用
越谷レイクタウンでも時折、路上でスケートボードに興じる若者たちのマナーが取りざたされることがあります。指摘して然るべき問題ではあります。
しかし指摘するだけではなくて、若者のエネルギーの「調整池」を儲けることこそが重要な「大人の仕事」のひとつのように思うのです。
そういった意味で「やっちゃえ吉川!」は素晴らしい。
こころからの賞賛と、惜しみない拍手を送るブログ主でした。