埼玉〜東京を貫く一級河川「中川」氾濫の死角を解消セヨ!2023年6月の記録的豪雨で危険水位を超えた堤防近くでボーリング調査が始まった
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あまり良くない形で「越谷市」の名前が全国に広まってしまった2023年6月2日の記録的豪雨では、大変な思いをされた方も多いと思います。
「内水氾濫」すなわち、本来は雨水を排出するはずの河川が一杯いっぱいで、住宅地に水が溜まってしまう現象が市内各所で見られました。
埼玉〜東京を貫く一級河川「中川」においては、一時氾濫危険水位を大きく超えたものの、幸いにも川の水が堤防を乗り越える事態だけは免れました。
これはひとえに「越谷市」「吉川市」の両岸にここ最近築かれた堅牢な堤防の賜物だと言えるでしょう。
しかし、それとて完璧とは言い切れません。何故ならば、ただ1箇所「死角(ウィークポイント)」が存在するからです…
「吉川橋」のたもとに存在する死角=「堤防の切れ目」を一刻も早く解消するためのボーリング調査が始まる
その「死角」は「越谷レイクタウン」の東、「中川」に架かる真新しい「吉川橋」の近くにあります。
高品位な堤防が消え失せ、代わりに土嚢が積まれていますね。つまり、ここは堤防工事が未完である、いわば「堤防の切れ目」なのです。
民家も目と鼻の先、ブログ主も豪雨以前から気になっていた場所です。
↑↑ちなみにこの地点は、あの「京都アニメーション」作品「小林さんちのメイドラゴンS」にも登場する「川の合流地点」です。
本作品中では、昔の人が川の流れを変えた場所として描かれています。
本作品中では、昔の人が川の流れを変えた場所として描かれています。
そりゃあ、付近の住民の皆さんの不安は並大抵ではなかったでしょう。
そしてこの先も、またいつ同じような豪雨が襲うとも限りません。まさに「蟻の一穴」で、今までの治水工事の努力を台無しにしてしまうのは、なんとしても避けねばなりません。
ということで住民の声を受けて、地元の「きかわだひとし衆議院議員」が即応して実現したのがこの「ボーリング調査」ということらしいです。
これはあくまで地質調査ですから、速攻で堤防の建設を行う必要がありますが…
なんと、今年度中には工事着手を目指すとのこと!
電光石火の堤防工事、引き続きウォッチして参ります!!
(次のページ:洪水と堤防にまつわるエトセトラ)
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