続×9・レイクタウン6丁目にメンタルクリニックができるようです〜オープン間近の当院を訪問してきました
何かとストレスの多い現代社会。誰しもが心にトラブルを抱えてしまう可能性に満ち溢れています。当ブログの読者の皆様だって例外ではありません。もちろんブログ主だってそうです。
そんな私たちの「心」強い味方が、2018年6月1日、我が越谷レイクタウンにオープンします!
そうです、前記事でお伝えしたように、レイクタウン6丁目の「レイクタウンメンタルクリニック」の開院に先立ち訪問してまいりました。これまでは建物の外見の美しさを中心にお伝えしてきましたけど、いよいよその内部をレポートします。
心療内科・精神科に対するイメージってどうですか?
読者の皆様は一般的な心療内科・精神科についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?
風邪を引けば内科に行って薬を処方してもらいますし、骨折をしたら整形外科で治療してもらいます。でも「心にトラブルが発生したから、ちょっとメンタルクリニック行ってくるわ」とはならないのが普通だと思います。
その点、アメリカなどは合理的と言うか気軽にメンタルクリニックへGO!するらしく「ちょっと頭痛がする」のと「ちょっと心が落ち込んだから」という両者には感覚としてあまり大きな隔たりがない社会的なバックグラウンドがあるようです。
ここ日本では、これだけ科学が進歩して、科学立国であっても、どうしても心と体を分けて考えてしまいがちで「心というのは神秘的で度し難いもの」という考え方が子々孫々、知らないうちに受け継がれているように見受けられます。(ブログ主はそういう日本的な考え方も好きですけど)
だから「心」に対して薬で改善を試みることに関しても、よくわからない=ちょっと怖いというネガティブなイメージが形成されているんじゃないでしょうか。
とにかく明るい院内とプライバシーの両立をめざして。
かく言うブログ主は心療内科・精神科については「無機質で外界とは隔絶された空間」を頭の中に漠然と思い浮かべておりました。いわゆる「ちょっと昔のアメリカドラマに出て来るような精神科」のステレオタイプなイメージですね。何か暗い空間にいろんな光が点滅してたりして、そこにセンサーを纏った患者さんが座って…
もうこうなると医療ドラマじゃなくてSFの世界とごちゃごちゃになってますね、ていうか迷信、いや正に当ブログ名物の「妄想」の域に達しています。(笑)
でも、当院の真新しい建物のエントランスをくぐった先にブログ主が目にしたのは、全く違った光景でした。
天然木を使用した「大黒柱」と木目を活かした落ち着いたインテリア。大きなガラス窓の向こうには植栽をあしらった箱庭。
伝統的な日本の民家建築で、土間と床上との境目の中央にある柱をいう。けやき材などを使った最も太い柱で、念入りに磨き上げることが多い。現代の一般民家では,大黒柱は棟持柱の役目を果していないものが多く、建築構造上の意味よりは、むしろ象徴的な意味で重んじられ、転じて一家の主人をもさすようになった。
そこから差し込む優しい陽射しはフロア反射してふんわりと広がり、何か病院というよりはまるで「カフェ」にいるみたい!?
『心療内科・精神科に抱かれがちな暗いイメージを払拭するために、とにかく明るい空間を目指しました。』こう話して下さったのは医院長の津田 顕洋(つだ あきひろ)先生です。
これまた「アメリカの医療ドラマに出てくるような研究者肌の精神科医」の(ブログ主の勝手な)イメージとは正反対の、ちょっとお笑い芸人の誰かにも似た、ひとなつっこい笑みでこう続けます。
『明るい外の光を取り入れつつ、患者さんのプライバシーにも配慮したんですよ。』
なるほど、よく見ると外からは院内の様子がわからないように、箱庭の周囲には木製のルーバーが巡らされています。そう、ここはスタバじゃなくて今どきの「メンタルクリニック」なんだ…。ハッと我に帰るブログ主でした。
医院長の津田先生はとても明るくて気さくな勉強家だった。
多感な高校生の時に斎藤茂太氏の著書を読んで感銘し、精神科の医師を志したという津田先生。キャリアの最初の最初から心の医療へと歩んできたスペシャリストです。
医師として斎藤病院名誉院長、日本精神病院協会(現在の日本精神科病院協会)名誉会長、アルコール健康医学協会会長を務める傍ら、作家としても活躍し、多数の著書を出版した。日本ペンクラブ理事、日本旅行作家協会会長を務めた。
この日、生まれて初めて「精神科のお医者さん」と面と向かって会話したブログ主ですが、正直申しまして最初は結構緊張していました。
異分野の方へのインタビュー慣れはしていますけど、いつもとちょっと違う緊張感。未知のものに対する怖気(おじけ)。診察では無いにも関わらず、自分でも知らず知らずに「心療科」に対する心理的な敷居を高めていたんだなと、改めて気づかされました。
でもそんな緊張もすぐに杞憂に変わりました。率直にとても優しく、とっつきやすく、きさくで話をしやすい。それが津田先生が持って生まれたものなのか、医師としての経験で磨かれたものなのかはブログ主には分かりません(おそらくはその両方なのでしょう)。ですけど、明るい院内と相まって「居心地の良い」空間がそこに生まれたことだけは記しておきたいと思います。
ちなみにこれが当院のロゴマーク。レイクタウンの「L」とメンタルクリニックの「M」が「象(ゾウ)」を形作っています。何故に象なのかと申しますと「患者様の悩みに耳を傾ける」ことの象徴なのだそうです。象は耳が大きいですからね。なるほどなるほど。
高い天井と採光窓、大胆に木目を配した診察室です。いや〜美しいです。
さりげなく壁面に掲げられた各種の資格認定証。医学・医療も日進月歩ですので弛まぬ勉強が必要なんですね。
スタッフのみなさんも経験豊富
院長先生を支えるスタッフの皆さんもメンタルに関する医療での経験を積んだ方々です。
スタッフの方々の「城」である受付には、アクセントとして自然石風の壁面で遺跡調に仕上げてあります。
処置室。ベッドが入る予定です。
診察前のカウンセリングなどで使用する談話スペース。一般的に長くなりがちなメンタルクリニックの診察時間には必須の設備です。
ロビーとエントランス。
診察室と同じテイストでまとめたトイレ。気合い入ってます。
完全予約制。しかし空きがあれば電話確認の上で当日来院も可能。
2018年6月1日の会員に向けて、5月16日から予約はすでに開始されています。完全予約制なんですけど、当日でも空きがあれば電話確認の上で来院もOKとのことです。
医院長
津田 顕洋(つだ あきひろ)
診療時間
月 火 水 木 金 土 09:00-12:30 ― ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ 14:30-18:00 ― ◯ ◯ ◯ ◯ ― 休診日
月曜、日曜、祝日
診療科目
心療内科、精神科
アクセス
〒343-0828 埼玉県越谷市レイクタウン6丁目6-3
JR武蔵野線 越谷レイクタウン駅南側のロータリーへ出て徒歩5分
駐車場10台完備TEL(予約受付)
048-940-0007
☆ホームページはこちら
調剤薬局も併設
軒を連ねると言うか、同じ屋根の下に調剤薬局も併設されています。(内部的には繋がってません。念のため。)
もちろん当院だけでなく、どの医療機関の処方箋にも対応しています。
(※実は局内にも結構こだわりがあるとのお話でしたが、この日は残念ながら取材はできませんでした。後日追記いたします。)
レイクタウン六丁目、八丁目は越谷レイクタウンのメディカルゾーンへ
またひとつこの街にいい病院が一つ加わりましたね。特に六丁目、八丁目は越谷レイクタウンのメディカルゾーンへと進化しつつあります。ここに開業されるお医者さんが一様におっしゃるのは「地域のかかりつけ医として…」というフレーズです。
そして皆さん、各々の専門分野で、そのフレーズの通りに「かかりつけ医」として地域に溶け込んでおられます。
当院もきっとそうなることでしょう。
そして願わくば「日本一気軽にかかれるメンタルクリニック」になってほしいなあと思うブログ主でした。