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続×57「東埼玉道路」越谷レイクタウン〜春日部市区間完成への道:4番目の橋「大落古利根川橋」両岸接続完了〜南側に連なるスロープも「週休2日制適用工事」で進捗中

「越谷レイクタウン」を貫く「春日部への道」こと「東埼玉道路」の工事の進捗をお伝えする本シリーズ。

2024年はいよいよ春本番へ!! 「東埼玉道路」の工事は継続されておりますが、年度末を迎えて一旦完了した箇所もいくつか存在します。

そんな中「東埼玉道路」第4の橋こと「大落古利根川橋」の「橋梁架設」(橋桁を橋脚や橋台に据え付ける工事)は、ついに上下線の橋桁が「松伏町」「越谷市」の両岸に接続!!

そしてその南側に連なる「越谷市増森」あたりのスロープは完成に向けて活発に工事が進められています!!!

ついに上下線の橋桁が「松伏町」「越谷市」の両岸に接続!!

「東埼玉道路」第4の橋の工事が進む「大落古利根川」と「中川」合流地点あたりにも春の訪れが。それにしても青空と菜の花のコントラストには心が踊りますねえ。

こちらが両岸の接続が完了した2024年4月の「大落古利根川橋」。(左岸から撮影)

まるで何事もなかったかのように、そのフォルムを水面(みなも)に映しております。

しかし、わずか4ヶ月前の2023年12月には、まだ橋桁の「は」の字もなかったんです。
600t級クローラークレーンの威力をまざまざと見せつけられたブログ主です!!

巨大なクローラークレーンが鎮座した右岸の河川敷も、今はフォークリフトが2台のみ。今後は、橋桁そのものの付属物や舗装工事へと進展していくことでしょう。

と、穏やかな水面から、その工事を隠密裡に見つめる視線が…

ミシシッピアカミミガメ(学名: Trachemys scripta elegans)は、カメ目 ヌマガメ科に分類される鳥類の一種。アメリカ合衆国南部からメキシコ北東部の国境地帯、同種は14亜種を含み、アメリカ合衆国のバージニア州から中米を経てブラジルに至る広大な分布域を持つ。日本への輸入は1950年代に始まり、野外では1960年代後半からみつかるようになった。愛玩用に輸入されたものが遺棄されて繁殖し、現在ではほぼ日本全国、島嶼部でもほとんどの主要な有人島に分布している。
日本の侵略的外来種ワースト100。
世界の侵略的外来種ワースト100。
本種の性比は、多くの地域で雄(オス)に偏るが、日本国内(主に兵庫県・大阪府の野外および飼育個体に対する調査)では,著しく雌(メス)に偏っている。

 

by 国立環境研究所 侵入生物データベースより

今や外来生物の代表格になってしまった、いわゆる「ミドリガメ」。

日本の生物生態系への影響は多くの問題がある一方、その生物学的タフネスさには、同じ生き物として何か学ぶところもあるブログ主です。

第四の橋も、あやかって、是非タフネスであって欲しいです!!

「東埼玉道路」に架かる6つの橋とは

①「大相模調節池 南池」(越谷市レイクタウン「レイクタウン橋」

②「元荒川」(越谷市大成町「大成橋」
③「新方川」(越谷市増森「新ましもり橋」
④「大落古利根川」(越谷市増森〜松伏町下赤岩「大落古利根川橋」)
⑤「中川」(松伏町大川戸「中川橋」
⑥「中川」(春日部市赤崎〜赤沼「中川連絡橋」

南側に連なる「越谷市増森」あたりのスロープは活発に工事が進捗中!!

橋が出来てくれば、当然ながらそこに繋がる道も同期して作られて行きます。

南側、すなわち「越谷市増森」のスロープも着々と完成へ近づいておりますよ。

「松伏町」の工区では至る所で見られるようになった、タイル調の法面の保護シートも施工が進んでいます。

写真左側の「上り線」はロードローラーで点圧された形跡があります。対して「下り線」はまだビニールシートで覆われております。

スロープと橋台の接点をアップで捉えた図。

橋桁そのものは両岸と接合しましたが、道としては未だ繋がっていないのがよくわかりますね。まあ、繋がるのも時間の問題ですが。

今年の秋まではこの工事が進められることが予告されています。

ちなみに「東埼玉道路」の工事現場でよく見受ける看板の「週休2日制適用工事」とはなんぞや?と言いますと…

週休2日制適用工事とは?
次のいずれかによる方式を基本とする。
(1)現場閉所による週休2日制適用工事 対象期間において
4週8休以上の現場閉所に取り組む方式

   1)発注者指定方式 発注者が週休2日に取り組むことを指定する方式
(2)週休2日交替制モデル工事 対象期間において
技術者及び技能労働者が交替しながら4週8休以上の休日確保に取り組む方式

   1)発注者指定方式 発注者が週休2日交替制に取り組むことを指定する方式
要するに、建設業で懸念される、少子高齢化を背景に技術者や技能労働者の不足を払拭するため、働き方改革の実現や職場環境の改善など、将来の担い手確保に向けた取組のひとつということです。
いや、いいことだと思います。

ちなみに第四の橋の北側を見てみると…

同じ橋のスロープでも、進捗には濃淡がありまして「松伏町」側ではまだ盛土の段階で止まっています。

ですが、こちらの工期も10月末日になっていますから、今後は尻上がりに調子を上げていくことでしょう。

さらに北側の「赤岩橋」あたりを望めば、美しく点圧された路盤の姿が窺えます。遠くに見える4本のクレーンは「松伏・田島地区産業団地」のもの。

基礎知識「東埼玉道路」とはなんぞや

東埼玉道路(ひがしさいたまどうろ)は、埼玉県南東部地域で供用・建設中の路線である。東北自動車道・常磐自動車道の補完を目的として建設され、全区間が国道4号のバイパス道路に指定されており、現在、一部区間の一般部(5.7キロメートル〈km〉)が供用されている。本道路のメインとなるのは未着手の自動車専用部(4車線)である。
埼玉県八潮市の東京外環自動車道八潮ジャンクション(仮称)から、埼玉県春日部市で国道4号および国道16号に接続する庄和インターチェンジ(仮称)に至る延長17.6 kmの地域高規格道路であり、1994年12月16日に計画路線に指定された。

by ウィキペディア大先生

 

出典:国土交通省関東地方整備局北首都国道事務所ホームページ

いずれにせよ、今年の10月の姿が非常に楽しみです!!

引き続きウォッチして参ります!!!

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