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続×66 「外環八潮PA」は「道の駅やしお」へと進化するらしい〜「外環八潮スマートインターチェンジ」も都市計画事業認可を取得

「越谷レイクタウン」を貫く「春日部への道」こと「東埼玉道路」の工事の進捗をお伝えする本シリーズ。

「東埼玉道路」のすぐ傍で工事中の「外環八潮パーキングエリア」は「東京外環自動車道」の内回り、外回りの両方から利用が可能で、商業施設などが1カ所にまとめられた集約型パーキングエリアとなるべく計画されています。

そしてこの度、本PAにもたらされたビッグニュース、「スマートインターチェンジ」と「道の駅構想」について詳しく見ていきましょう!!

「外環八潮PA」の「スマートインターチェンジ」と「道の駅構想」の概要がより具体的に

(仮称)外環八潮スマートインターチェンジ関連道路が埼玉県より都市計画事業を認可された

PA内の工事は絶賛進捗中なので気がつきませんでしたが、この2024年7月19日に「外環八潮スマートインターチェンジ」と周辺道路について「埼玉県」より正式に都市計画事業が認可されました!!


出典:八潮市ホームページ

上の完成予想図が示す通り、外回り・内回りは独立した駐車スペースを持っており、またがるように商業施設などが配置されています。

そして現時点ではパーキングエリアの南北に1箇所づつ、スマートインターチェンジが設置される計画です。

外環自動車道道の外回りへのスマートICが北部に、内回りへが南部(外環自動車道沿い)にレイアウトされており、またそこへアクセスするための新設道路「入谷東西線」「外環八潮スマートICアクセス線」の2線も認可されています。

注目すべきはこれらのスマートICが「東埼玉道路(国道4号)」とは切り離されて設置されている点ですね。渋滞の回避がウリのひとつであるスマートICが渋滞を引き起こしたら洒落になりませんからね。

「外環八潮スマートIC外回り」予定地の現況

現場100回ということで、スマートインターチェンジ予定地を確認してみましょう。

上の一枚は未来の「外環八潮スマートICアクセス線」(現在は付け替え道路「市道1208号」)から北側「八潮市立八条中学校」を望んだ写真。同中学校の手前を東西に「入谷東西線」が走る予定です。

同じく南側「八潮市立八條北小学校」とその向こうに「外環自動車」道を望んだ一枚。

「外環八潮スマートIC内回り」予定地の現況

上の2枚は「国道298号」の側道から「外環八潮スマートIC内回り」予定地を望んだ写真。フェンスで囲われたあたりが「外環八潮スマートICアクセス線」となり、その手前がスマートICとなると思われます。

そして「外環八潮PA」は「道の駅やしお」へと進化するらしい!!

事業認可のニュースだけでも素晴らしいのに「八潮市」さんがぶち上げたのは、このPAの付近に新たなる観光拠点「(仮称)道の駅やしお」を建設しちゃうというシビれるプランです!!

出典:八潮市「(仮称)道の駅やしお基本構想 」

【期待する整備効果】
活動の拠点
・市内外の人に対し食や文化、特産品、推奨品等について情報発信することで、市の知名度が向上する。
・住民参加のイベント開催や文化交流の促進を図ることで、住民の和の拡大や市への誇りと愛着を感じられるようになる。
・生産者と消費者のつながりを創出することで、生産者の意欲向上や市内産業の活性化につながる。
・様々な交通ネットワークと連携することで、市内外とのつながりが強化され、多種多様な交流が創出される。
・誰もが楽しく余暇を過ごせる場を提供することで、利用者や市民の心身の健康や活気づくりにつながる。
・防災・防犯機能が強化されることで、地域に安全・安心を提供できる。

八潮市「(仮称)道の駅やしお基本構想 」より引用

「八潮市」は東京都心から約15kmの距離にあり、つくばエクスプレス八潮駅から秋葉原駅まで最短17分、首都高速道路で東京湾臨海部まで約30分という交通の便が良い立地です。

このため、近年は都心への通勤者のベッドタウンとして住宅が増えています。また、駅周辺の商業施設の増加により、市内での消費が増えると予想されるのですが、(越谷レイクタウンなどの)大型商業施設の立地により市外での購買も依然として多いとのこと。

同市ではイベントが開催されるものの、継続的な観光施設が不足していると同市は自己分析されています。

つまりこれを解決するための策が「道の駅やしお基本構想」なんですね!!

道の駅は「交通連結拠点機能」を軸に、休憩、情報発信、地域連携の基本機能に加え、防災拠点としての役割も持たせることにより、市内外の人々が何度も訪れたくなる「交流・活動の拠点」を目指すそうです。(具体的な施設内容や規模については今後策定する基本計画で検討される予定)

こりゃ「越谷市」もウカウカしてられませんよ!!

続×18・「東埼玉道路」越谷レイクタウン〜春日部市区間完成への道:「増林地区」に建設予定の「道の駅」について「越谷市」がアンケート実施

うず高く盛土が施された2024年7月中旬の試験施行エリアの状況

世間様の注目はスマートICに注がれていますけれど、忘れちゃいけないのが「外環八潮インターチェンジ」本工事の試験施行エリアの現況です!!

ご覧のようにちょっと目を離した隙に、めちゃウズ高い盛り土がそびえているじゃありませんか!!

続×55東埼玉道路」越谷レイクタウン〜春日部市区間完成への道:「外環八潮PA」の工事現場で人工的な「地盤沈下」が発生中〜軟弱地盤を迅速に改良する「真空駆動装置」いよいよ稼働

これは、水分を多く含む軟弱地盤を迅速に改良するための「真空圧密工法」の施工過程の最終段階「盛土施工」ですね。

「真空駆動装置」で地下の水分と空気を排出しつつ盛土を施して、さらに堅牢な地盤に仕上げる工程です。


ちなみに2024年6月ごろまではこんな感じでした。地盤沈下しているのがお分かりでしょうか?

盛土施工に活躍していたのはこちら「小松製作所製クローラーダンプ(CD-110R)」!!

またの名を「くるくるダンプ」!!! パワーショベルのようにキャタピラから上が360°旋回できちゃう優れ物!!! 積載量は10トンながらも超小回りが効く凄いやつです。

引き続きウォッチして参ります。

「東埼玉道路」シリーズの全バックナンバーはこちら。