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続×42「東埼玉道路」越谷レイクタウン〜春日部市区間完成への道:4番目の橋のいよいよ橋梁架設へ〜600t級クローラークレーンが登場し越谷市側のアプローチも急ピッチ

「越谷レイクタウン」を貫く「春日部への道」こと「東埼玉道路」の工事の進捗をお伝えする本シリーズ。

「東埼玉道路」第4の橋こと「大落古利根川橋」の橋台工事が完成した2023年の年の瀬、今年はこれでひと段落めでたしめでたし…と思いきや、なんと最大のクライマックスが畳み掛けてくる可能性が!

「大落古利根川」越谷市側の河川敷には600tクラスの大型クローラークレーンがスタンバイ!!

これはもう、橋の工事の最高の見せ場である「橋梁架設」(橋桁を橋脚や橋台に据え付ける工事)の予兆に他なりません!!!

それに呼応するように、橋へとつながるアプローチ部分の道路も急ピッチで工事が進んでおります!!!!

「大落古利根川」の右岸(越谷市側)の河川敷に600t級の大型クローラークレーン登場!!

おお、神々しいまでにそそり立つ紅白のブーム!!

お正月仕様なのか?とくだらぬ冗談はさて置いて、橋梁架設のために登場したこのすごいクローラークレーンはおそらく、世界的な重機メーカーのひとつ「リープヘル」社の「LR-1600/2 HS650」でしょうか。

本機は、最大600トンの荷重を吊り下げることができるといいますから、アフリカ象の雄なら120頭、シロナガスクジラなら6頭は一気に持ち上げられる優れものです。(どんな例えじゃ!)
本機を用いることで、河川の中に構台(足場)を組んで行う架設する工法よりも、約6000万円のコストを縮減できるそうです。

よく見ると、6つある橋脚の東側の3つの上で橋桁の取り付け準備が始まっていますね。

まだご本尊の橋桁さまの姿は見当たらないので、現在は受け入れの準備を整えているところでしょうか。


ちなみに11月26日に開通した、あの「三郷流山橋」でもクローラークレーンは大活躍でしたっけ。

橋から南へ伸びるアプローチ道路部分も進捗スピードを増して

橋梁架設が行われるなら当然ながらに、そこへ繋がる道路の工事も進捗しようというもの。

「松伏町」の工事現場で見かけた、石灰での白い墨出し(?)が縦横に記されています。


マップの示す通り入り組んだ生活道路を「東埼玉道路」が貫くように走ります。
ここら辺を通り抜けるには結構土地勘が必要です、念の為。

「東埼玉道路」に架かる6つの橋とは

①「大相模調節池 南池」(越谷市レイクタウン「レイクタウン橋」
②「元荒川」(越谷市大成町「大成橋」
③「新方川」(越谷市増森「新ましもり橋」
④「大落古利根川」(越谷市増森〜松伏町下赤岩「大落古利根川橋」)
⑤「中川」(松伏町大川戸「中川橋」
⑥「中川」(春日部市赤崎〜赤沼「中川連絡橋」

基礎知識「東埼玉道路」とはなんぞや

東埼玉道路(ひがしさいたまどうろ)は、埼玉県南東部地域で供用・建設中の路線である。東北自動車道・常磐自動車道の補完を目的として建設され、全区間が国道4号のバイパス道路に指定されており、現在、一部区間の一般部(5.7キロメートル〈km〉)が供用されている。本道路のメインとなるのは未着手の自動車専用部(4車線)である。
埼玉県八潮市の東京外環自動車道八潮ジャンクション(仮称)から、埼玉県春日部市で国道4号および国道16号に接続する庄和インターチェンジ(仮称)に至る延長17.6 kmの地域高規格道路であり、1994年12月16日に計画路線に指定された。

by ウィキペディア大先生

 

出典:国土交通省関東地方整備局北首都国道事務所ホームページ

引き続きウォッチして参ります。

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