続×76「外環八潮PA」2番目の橋脚も工事開始へ〜外環自動車道外回りの分岐ポイントで
「越谷レイクタウン」を貫く「春日部への道」こと「東埼玉道路」の工事の進捗をお伝えする本シリーズ。
「東埼玉道路」の起点となる「八潮市八條」で工事が進む「外環八潮パーキングエリア」。
単なるパーキングエリアの枠を超えて「道の駅やしお」へと進化する構想を持ち、「外環自動車道」の本線やサービスエリア、パーキングエリアなどから乗り降りができるように「スマートインターチェンジ」が設置されるなど、魅力的なスポットとなるべく工事は進行中です。
当たり前ではありますが「外環自動車道」とを結ぶ高架道路が計画されており、さらに当たり前ですがそれを支える橋脚が、いの一番に必要ということで、今盛んに工事が始まりつつあります。
「外環八潮PA」と「外環自動車道」結ぶ高架道路の第2の橋脚工事がスタート!!
出典:八潮市ホームページの画像を元に加工
本記事でお伝えするのは赤丸で囲んだ部分の様子です。先に始まった1番目の橋脚工事の現場とは「東埼玉道路」を挟んだ反対側に位置します。
自動車専用道路が建設中の「東埼玉道路」から眺めた「外環自動車道」。その傍らにブームを伸ばすクローラークレーンの姿が見えますね。
そのすぐそばには、外回りの分岐ポイントが存在します。ここ「埼玉県八潮市」を通る「東京外環自動車道」の区間は、2005年4月25日に開通しましたから、実に20年の月日が…。
間近に見る分岐ポイントは、流石に歳月の重みを感じさせます。
つまりこの橋脚の下部工事は分岐ポイントから「外環八潮PA」へと車両を進入させるための高架道路の「脚」を築くためのものなんですね。
そしてここで行われるのも、1番目の橋脚工事と同じく、軟弱地盤の基礎工事に優れる「PCウェル工法(PC Well工法)」というわけです。

主に地下構造物の建設に使用される特殊な建設技術です。この工法は、特に深い地下の基礎やケーソン(caisson)といった構造物の施工に適しています。プレストレスト・コンクリート(Prestressed Concrete: PC)を使用し、あらかじめ作られた円筒形のコンクリート構造物(工場で製作されたプレキャストブロック)を接着剤およびプレストレスによって緊結し、内部をハンマーグラブなどで掘削しながら地面に沈めていき、地下の深い場所に基礎やケーソンを作成します。
1番目の橋脚工事も進行中!!
プレキャストコンクリート製のPCウェルを地下へ埋設している地点です。今、どのくらい埋まっているのかは窺い知れません。
そして、その傍らに寝そべっているオタマジャクシの親玉みたいな「ハンマーグラブ」大先生。
地下を掘りまくるウィークデーの激務ゆえに、土日は休息されているのでしょう。
橋脚が聳り立つ姿を夢見つつ、引き続きウォッチして参ります!!