続×38「東埼玉道路」越谷レイクタウン〜春日部市区間完成への道:4番目の橋の橋台が完全体に〜北への道路工事は舗装直前の一方で通行止めとなった「赤岩橋」の未来は如何に
「越谷レイクタウン」を貫く「春日部への道」こと「東埼玉道路」の工事の進捗をお伝えする本シリーズ。
2023年11月「東埼玉道路」第4の橋こと「大落古利根川橋」の左岸側の橋台工事は全ての型枠と足場が外れて、その堂々たる姿が露わになりました!!
となれば、待ってましたとばかりに、橋からに北へと連なる道路の工事は一気に舗装の一歩手前まで進捗しております。
しかし、その陰で地域に親しまれた小さな橋「赤岩橋」は通行止めとなり…
「大落古利根川」の左岸(松伏町側)では4番目の橋の橋台工事がついに完了
どうですか!この堂々たる威容。屈強さを絵に描いたような4番目の橋の「完全体」の姿は!!
正面(北の面)を望めば、上下線を隔てる中央分離帯となる部分がはっきりとわかりますね。
将来的には盛り土がされて、橋のたもとで「県道67号」と「東埼玉道路」との交差点が出来上がることでしょう。
「大落古利根川橋」の河原に降りて南面を望んでみると…
もう、その威容はさらに増して、荘厳さすら感じるブログ主です。
橋から北へ伸びる道路部分も一気に完成度を高め舗装一歩手前までに進捗
「橋台」の完成に呼応するように「大落古利根川」左岸から北へと伸びる「一般部」の道路工事は、一気に加速してきました。
図が示す様に、「一般部」の車道は幅7.5メートル。「松伏町」以北の「中川」と並行して走る区間はこんな感じの道路が約8キロメートルにわたって続く計画です。
因みに2019年当時はこんな風景でした。
一方、地域に親しまれた小さな橋「赤岩橋」は通行止めに…
素晴らしい工事の進捗度合いにテンションはアゲアゲ!!…なんですが、一方でちょっと気になることも…
それがこちらの「赤岩橋」。
昭和33年(1958年)に誕生し、御年65歳になる風情あふれる小さな橋です。軽自動車以下(重量1.5t以下、車幅1.8m以下)のみ通行することが出来ます。
一見そんなに古びて無い様に見えますが、2016年ごろに行われた改修工事で新しい欄干が付けられたのが今の姿です。
その証拠に、銘板などは竣工当時のままを留めています。まさに時代を見届けてきた「おじいちゃん」って感じです。
しかし「赤岩橋」は「東埼玉道路」の工事のすぐ東側にあり、至る道路が工事現場を横切るため、現在、通行止めになっております。
ここで気になる問題は「東埼玉道路」が完成した暁の、この「おじいちゃん橋」の未来です。
まあ、きっと「東埼玉道路」の下を潜る形で存続されるのではとは思いますが…
地味ながら地域に愛されてきた「おじいちゃん」には、是非とも長生きしてもらいたいと思うブログ主です。
「東埼玉道路」に架かる6つの橋とは
①「大相模調節池 南池」(越谷市レイクタウン「レイクタウン橋」)
②「元荒川」(越谷市大成町「大成橋」)
③「新方川」(越谷市増森「新ましもり橋」)
④「大落古利根川」(越谷市増森〜松伏町下赤岩「大落古利根川橋」)
⑤「中川」(松伏町大川戸「中川橋」)
⑥「中川」(春日部市赤崎〜赤沼「中川連絡橋」)
基礎知識「東埼玉道路」とはなんぞや
東埼玉道路(ひがしさいたまどうろ)は、埼玉県南東部地域で供用・建設中の路線である。東北自動車道・常磐自動車道の補完を目的として建設され、全区間が国道4号のバイパス道路に指定されており、現在、一部区間の一般部(5.7キロメートル〈km〉)が供用されている。本道路のメインとなるのは未着手の自動車専用部(4車線)である。
埼玉県八潮市の東京外環自動車道八潮ジャンクション(仮称)から、埼玉県春日部市で国道4号および国道16号に接続する庄和インターチェンジ(仮称)に至る延長17.6 kmの地域高規格道路であり、1994年12月16日に計画路線に指定された。by ウィキペディア大先生
引き続きウォッチして参ります。