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シン・超未来妄想【四】「越谷レイクタウンに高速鉄道東京8号線が走った203X年」新駅ができる(かもしれない)「草加公園」をウォッチしてみた

「越谷レイクタウンと東京を結ぶ地下鉄が走る…」

「埼玉県八潮市」から「越谷市レイクタウン」を経由して「千葉県野田市」至る区間で計画中の「高速鉄道東京8号線(八潮-野田市間)整備」をウォッチするシリーズ4回目。

本記事では、新駅が建設される(かもしれない)地点「草加公園」をウォッチ&妄想してみましょう。

②「(仮称)草加公園駅」の位置と現況

この埼玉〜千葉を先に作っちゃおうぜ計画(※長いので以下「本先行計画」と呼称)のあらましについてはこちらをご覧ください。
本記事シリーズは、そもそも、100%実現するかどうかもわからない未来の計画についての憶測です。
くれぐれも真に受けることがないようお願いいたします、念の為。
誠に勝手ながらこの出来るかもしれない新駅を「(仮称)草加公園駅」と命名させて頂いた上で、話を進めます。

© OpenStreetMap contributors

①「八潮駅」・②「(仮称)八潮市役所前駅」③「(仮称)八条親水公園駅」④「(仮称)草加公園駅」・⑤「レイクタウン5丁目あたり」・⑥「吉川市の須賀あたり」・⑦「松伏町の田島あたり」・⑧「野田市の野田橋下あたり」・⑨「野田市駅」

「(仮称)草加公園駅」の妄想予定地は、本先行計画第三の駅「八条親水公園駅」から北へ約2kmにあります。

草加市民の憩いの森「草加公園」はこんなところ

「草加公園」と言えば真っ先に思い浮かぶのは「草加市民納涼大花火大会」の打ち上げ場所であることでしょうか。

2023年は残念ながら中止でしたけど、おそらく2024年以降は復活を遂げることでしょう。

2017年8月5日の草加市民納涼大花火大会を大相模調節池南池周辺から見ようとする人たちが沢山いた件

17.8ヘクタールに及ぶその半分は森林に覆われており、印象派絵画に出てきそうな、なだらかな丘陵の芝生広場や…

これまた油絵のモチーフになりそうな小島が浮かぶ「草加市」最大の池「修景池」があります。

因みに本公園の標高は11メートルを超えるところもあり、周辺の一般的な標高4メートルや「レイクタウン」の5〜6メートルと比較しても一段と高い!! 1000年に一度の大雨で「利根川」が氾濫しても沈まない稀有な場所でもあります。

そのほか子供向けの遊具や、10面の全天候テニスコート、ソフトボール場2面と軟式野球場2面が一度にとれる多目的な運動広場、加えてキャンプ場も備えた、まさに草加市民の憩いの森です。

「高速鉄道東京8号線」は「東埼玉道路」の自動車専用部に相乗りするプランが有力

そんな「草加公園」の東側を走る「東埼玉道路(国道4号)」では2023年現在、自動車専用部(橋梁区間=高架道路)の建設が着々と進められています。

出典:北首都国道事務所ホームページ

「東埼玉道路」の「八潮市」「草加市」「越谷市」における、自動車専用部は高架になる予定。

本記事が妄想する「高速鉄道東京8号線」は計画当初は「地下鉄」でしたが、現在のプランではこの「高架」に相乗りさせてもらう案が有力となっています。
そりゃまあ、既に出来上がったものを使えば、早く・安く出来ますもんね。

ボーリング調査中の「東埼玉道路」「草加公園」付近(2023年夏)。

「草加公園」の「東埼玉道路」を挟んだ東側には「東埼玉資源管理組合」(ゴミ処理施設)。

続×23・越谷レイクタウンのすぐ南側の草加柿木産業団地は「草加柿木フーズサイト」〜西エリアの出店企業の工事進捗を見て来春の募集開始を妄想セヨ!!

「草加公園」の北側には食品工場が集う「草加柿木フーズサイト」が整備中です。

つまり、草加市民の憩いの森周辺は、今や「草加市」の新たな成長の軸として脚光を浴びている訳です。

それに被せるように、さらに鉄道も敷いちゃいましょうという、まさに「野望」のストーリーです!!

なんでまた「野望」という表現を用いたかと言いますと、さらにもう一つこんなプランもありまして…

「越谷レイクタウン」で「ローカル5G活用の自動運転車両」の実証実験が実施された件

自動運転車両を「東埼玉道路」の高架下に走らせちゃう計画を「埼玉県」がバックアップするなど、高速道路・自動運転車両・鉄道という陸の三種の神器が集結する(かも知れない)、全国でも類を見ないエリアなんです。

「柿木町」の人口から妄想する「草加公園駅」

それじゃあ「草加公園」を擁する「柿木町」の2023年現在はどんな様子かと言いますと…


出典:人口DB

2016年では1,700人だった人口が、コロナ禍には1,600人を切るところまで減少しましたが、その後はじわじわと増加に転じています。

とは言え「柿木町」を含む「草加市川柳地区」は、開発行為が制限される「市街化調整区域」。

「草加市」さんの計画によれば…

本地区は、豊かな自然環境や田園風景が残されている地区であるとともに、そうか公園をはじめとする公園や、スポーツ施設、多くの福祉施設が立地しています。また、東埼玉道路の開通などに伴い、土地のポテンシャルが高まっている地区となっています。
地区の周辺地域の開発動向などを踏まえ、豊かな自然環境や田園風景と住環境との調和を基本にして、企業誘致やスポーツ機能の立地をはじめとした計画的な土地利用を図ります。
また、人口や世帯の減少率は全地区の中で最も大きく、平成47年における75歳以上の人口比率が全地区の中で最も高くなると想定される地区であるため、地域コミュニティの活力の維持と向上をめざします。

「草加市」市街化調整区域(地域活性化ゾーン)における立地方針より引用

平たく言えば、自然環境と住環境と企業誘致とスポーツ機能を共存させた、イイ感じのまちづくりを目指しているとのこと。

「レイクタウン」の南側にも、新たなイケてる街が産まれるのもそう遠い未来ではなさそうです。

そのためにもお国のお役所の方々「鉄道と駅」よろしゅうたのんます!!

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