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【告知】山崎 弘義 写真展『Around LAKE TOWN10 -There is no place like HOME-』2022年3月3日〜13日 ギャラリーヨクトにて開催

当ブログではあまりにもおなじみ、越谷在住の写真家、山崎弘義さんの写真展「Around LAKE TOWN10 -There is no place like HOME-」が、2022年3月3日(木)〜13日(日)に、お馴染み東京四谷の「ギャラリーヨクト」にて開催されます!

10回目の「Around LAKE TOWN」シリーズはちょっといつもと違う雰囲気?

写真家 山崎さんのライフワークである本展シリーズは「レイクタウン」の街中と、そこで遭遇した人物が織りなす光景が特徴的でした。

でも今回はちょっと違う雰囲気が漂っていますね。

街開きから14年を経たこの街も、所々に老成した部分を見せるようになってきました。その現象は、おそらくは街の光景の中よりも、レイクタウンピープル各々の家庭の中に、より多く見られるのではないでしょうか。

そこに着目したとは、流石、山崎さん!! これは見逃せない写真展になりそうです!!

山崎弘義写真展

『Around LAKE TOWN10 -There is no place like HOME- 』

2022年3月3日(木)~13日(日)13:00~19:00
会期中休み無し、入場無料
<写真展内容>

There is no place like HOME(我が家にまさるところなし)
この言葉はレイクタウン地区内で家族写真を撮影させていただいた時に、リビングに置かれたプレートに書いてあったものだ。地区内には戸建て住宅、マンション、アパートなどに8,811世帯が暮らしている。特に戸建て住宅は延床面積も広く高価格帯と言っていいだろう。従って長期のローンを組むことになる。年齢層も30代後半から40代で子育て世代が多く、一つの街がいわばヤングファミリー層で構成されている。この地で幼少期を過ごした子供たちにとって、レイクタウンは故郷そのものに違いない。
越谷レイクタウン地区は東京都心から北方に約22km、埼玉県越谷市の南東部に位置する、計画面積225.6ha・計画人口22,400人の新しい町である。2008年に街開きして、14年になろうとしている。人口は既に21,406人(2022年1月時点)になっている。中心に位置する大相模調節池の畔に立ち、あたりを見渡すと、東にはイオンレイクタウンという巨大商業モール、南方向にはマンションが連なる一帯がある。そこにわずか20年前にあった田園風景は想像すらできない。
島村慎市郎市長(1977年~1997年在任)の発案で始められたというレイクタウン事業は背景に農家の後継者不足という問題があった。当初のインテリジェントシティを作る構想はバブル崩壊などの経済状況の変化により修正を余儀なくされたが、ここまで大きなニュータウンが誕生すると思った人はおそらく少ないのではないか。
レイクタウンシリーズは2017年9月のオリンパスギャラリーでの個展を皮切りに今回で10回目となる。本展示では今まで取り組んでこなかった住宅地での撮影を中心に構成した。ニュータウンはいずれ成熟し、老成していく。それは他地区の例を見るまでもない。果たしてこの町はどう変貌していくのか、これからも見続けていきたい。

・展示作品:A2サイズインクジェットプリント26点
・使用カメラ FUJIFILM XH-1、XT-20、XE-4
・インクジェット用紙 ハーネミューレ・フォトラグバライタ


【作者略歴】
山崎 弘義(やまざき ひろよし)
1956年 埼玉県生まれ。
1980年 慶応義塾大学文学部哲学科卒。
1986年 フォトセッション’86に参加し、森山大道氏に師事。
1987年 東京写真専門学校報道写真科II部卒業。
現在、日本写真芸術専門学校非常勤講師。

主な写真展に、
1990年「路上の匂い」(ミノルタフォトスペース)
1992年「はざまの表情」(オリンパスホール)
1994年「クロスロード」(コニカギャラリー)
1996年「ウォーク・オン・ザ・サニーサイド」(ドイフォトプラザ)
2014年「Outskirts」(Totem Pole Photo Gallery)
2015年「DIARY母と庭の肖像」(新宿ニコンサロン)
2016年「水と緑と太陽の町」(コニカミノルタプラザ)
2017年「KnowThyself」(TAP Gallery)などがある。
2015年『DIARY母と庭の肖像』(大隅書店)を出版。


ギャラリーヨクト
〒160-0004 東京都新宿区四谷4-10 ユニヴェールビル102
東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」駅2番出口から徒歩5分

Hiroyoshi Yamazaki Photographs

 

折しも、コロナは第6波の真っ最中。でもここのところ四谷に赴く時はいつもパンデミックなので、心構えは出来ております。(行きつけの(?)コインパーキングも見つけたし。)

引き続きウォッチします。

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