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続×21・「東埼玉道路」越谷レイクタウン〜春日部市区間完成への道:「春日部市豊野工業団地」へと分岐する「第6の橋」の進捗状況

「越谷レイクタウン」を貫く「春日部への道」こと「東埼玉道路」の工事の進捗をお伝えする本シリーズ。

2020年11月の記事では現在工事が進行中のエリアの最北端付近である「春日部市豊野」あたりの様子をレポートしました。

あれから1年以上が経過した2022年の2月、「東埼玉道路」最北端の中川に架かる新しい橋の工事も活発になって参りました。

「豊野工業団地」へと分岐するために造られる新しい橋は「東埼玉道路」6番目の橋

全長17.6kmの「東埼玉道路」は「国道16号」に達する「春日部市庄和IC」がそのゴール地点ですが、「国道4号 草加春日部バイパス」に合流する「春日部市水角」あたりまでが現在の工事区間にあたります。

…なのですが、その手前である「春日部市赤崎」付近で突如、西へと枝分かれします。分岐点である新しい橋はすでに完成していましたが、さらにもう一本、新しい橋が建設中です。(写真は橋を南側から見たところ)

「春日部市クリーンセンター」のすぐ南側で中川を越えるその先は「豊野工業団地」なのでございます。

「豊野工業団地」(設立年月日 昭和55年5月21日)とは

春日部市内に散在する、製造業(修理加工を含む)を行う中小企業者は、そのほとんどが住宅地と隣接する所に位置し、主に騒音問題で、付近住民から、苦情をうけながら操業しているのが現状であり、このままでは、将来的に経営維持が困難となりつつある。これを解決するために、春日部市が、市内豊野地区に 約4.5万坪の工業団地用地を確保するにいたり、我々が、協同組合として、確保したい旨、表明するに至ったものである。資金的には高度化資金の工場等集団化を利用し、公害防止を柱とする、ひとつの組合でスタートし、異業種の工業団地として実施可能な共同事業を活発に行うことにより、組合員の経営の合理化と経済的、社会的地位の向上を図ろうとするものである。

「春日部市豊野工業団地協同組合」ホームページより引用

 

出典:北首都国道事務所ホームページ

ただし、北側に回って、先にできた橋を見てみると、なんか橋脚が簡素な気が…。そうこの造りはあの「吉川橋」の仮橋のそれによく似ています。

New吉川橋建設の2018年6月の進捗状況

どうやらこれは工事用の仮設橋のようですね。

ちなみに「東埼玉道路」には、この橋を含めて全部で6本の橋が架かることになります。
①「大相模調節池 南池」(越谷市レイクタウン)
②「元荒川」(越谷市大成町)
③「新方川」(越谷市増森)
④「大落古利根川」(越谷市増森〜松伏町下赤岩)
⑤「中川」(松伏町大川戸)
⑥「中川」(春日部市赤崎〜赤沼)

つまり、現在工事中の南側の橋こそが本命の「第6の橋」なんじゃないかと妄想するブログ主です。

基礎知識「東埼玉道路」とはなんぞや

東埼玉道路(ひがしさいたまどうろ)は、埼玉県南東部地域で供用・建設中の路線である。東北自動車道・常磐自動車道の補完を目的として建設され、全区間が国道4号のバイパス道路に指定されており、現在、一部区間の一般部(5.7キロメートル〈km〉)が供用されている。本道路のメインとなるのは未着手の自動車専用部(4車線)である。
埼玉県八潮市の東京外環自動車道八潮ジャンクション(仮称)から、埼玉県春日部市で国道4号および国道16号に接続する庄和インターチェンジ(仮称)に至る延長17.6 kmの地域高規格道路であり、1994年12月16日に計画路線に指定された。

by ウィキペディア大先生

出典:国土交通省関東地方整備局北首都国道事務所ホームページ

引き続きウォッチして参ります。

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