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「南の守護神」近くの「中川」に無骨な黒鉄(くろがね)の要塞出現?

まるで世紀末(もちろん20世紀の)を描いた映画「マッドマックス」に出てくる悪党どもの巣食う要塞のような構造物…。その威容を横たえるのは、越谷市と吉川市の境目「中川」の河川敷。一体誰が何の目的でこんなものを作ったのでしょうか?

謎の要塞の正体は「お色直し」に入った「新中川水管橋」

な〜んてもったいつけたイントロダクションで申し訳ございません。こちらは「越谷レイクタウン」の「南の守護神」こと「排水門」のほど近くにある、歩いて渡れる水道管橋「新中川水管橋」でごさいます。

普段は朱色とクリーム色が鮮やかな、青空に映える美しい橋です。
「新三郷浄水場」からの水道水を越谷方面へと供給する役割を担っています。
水道水だけじゃなく、人間も自転車も渡しちゃうという、何と嬉しいダブル機能です。ブログ主も「越谷レイクタウン駅」ができる前は、この橋を渡って「吉川駅」へとよく歩いたものです。

しかし、長年風雨に晒されて最近は色あせも目立つようになってきました。ということで要塞のような足場を纏っての「化粧直し」の真っ最中です。

「吉川市」側の登り口です。ご丁寧に外灯の1本1本にも、お立ち台的な足場が組んでありますよ!!

かの「荒木師匠」が見たら勇んでよじ登り、日付を越えて踊り狂うことでしょう。

ブログ主、不詳にして今までこんなに美しい足場を見たことがありませんでした。ものすごく丁寧な仕事っぷりで、このまま観光名所にしちゃえばいいのに、なんて妄想を膨らませてしまいます。

足場の隙間から窺う「南の守護神」。

越谷レイクタウンって何ですか?(南の守護神–排水門)

まるで遊園地のように、ご丁寧な見取り図まで用意されておりました。(もちろん現場の方向けです。念のため。)

板張りの天井には、簡易のLED照明(自動点灯?)も設置されており、夜間に撮影したら結構イケてるんじゃ無いでしょうかね。

近年、市民権を得てきた感のある「工場萌え」

「廃墟マニア」の「フォトグラファー」の

方々が見ても、ちょっと興味をそそられるモチーフだと思う、ブログ主です。

このアーチを見れば、塗装の傷みは歴然ですね。

「越谷市」側の昇り口です。この視線の少し先には、あの「草加柿木フーズサイト」の造成が繰り広げられているなんて信じられない長閑さじゃあありませんか。

足場が外されて美しい姿を見せる日もまた待ち遠しいですが、足場の姿も捨てがたいと、重ねて思うブログ主です。

引き続きウォッチします。