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【告知】山崎弘義写真展「AROUND LAKE TOWN」2025年12月2日(火)より「ニコンプラザ東京〈ニコンサロン〉」にて開催

おおっ!これは朗報です!!

レイクタウンを撮り続けてきた写真家「山崎弘義」さんの最新写真集『AROUND LAKE TOWN』の発刊をお伝えしてから半年余り。

ついにその作品群が、東京・新宿の「ニコンプラザ東京〈ニコンサロン〉」で展示されることになりました!!!

「AROUND LAKE TOWN」日本の写真文化において重要な役割を果たしてきた「ニコンサロン」での展示へ!!

カメラ好きでなくともその名を知らぬ人はいないであろうメーカ「ニコン」。その情報発信の総本山である「ニコンプラザ東京」には、二つの展示空間があります。

ひとつは企業や著名作家の企画展示を行う「THE GALLERY」
そしてもうひとつが、公募制による写真文化支援の場「ニコンサロン」です。

今回、山崎さんが展示を行うこの「ニコンサロン」は応募こそ誰でもできるとはいえ、実際に採択されるのはわずか数%という、採択率が極めて低い『超・狭き門』として知られています。

「ニコンサロン」は1968年に誕生し、半世紀以上にわたり日本の写真家を育ててきた伝統ある場。
数多くの著名写真家たちもここを経て巣立っていきました。

その舞台に「越谷レイクタウン」という「新しいまち」を撮り続けた作品が展示される…

これは単なる地域記録を超えて「都市と人の関係を問うアート作品」として評価されたことを意味しているんです。

「レイクタウン」すべてのステークホルダーに観てほしい「とある内陸型ウォーターフロント開発の画像の記憶」

ここで、いつもはふざけた事しか書かないブログ主から真面目にお願いです。

「レイクタウンピープル」はもちろんのこと、地元の国会議員さん、市長さん、市議会議員さん、あ、もちろん県知事さん、県会議員さん、行政に携わる皆様、イオンレイクタウンの皆様、水辺の街づくりに尽力されている皆様、この地で商いを営んでいる皆様、小・中・高校生とその保護者の皆様、教師の皆様、そしてこの街に訪れるすべての皆様…

要するに「レイクタウン」の全てのステークホルダーの皆様は、この機会に本写真展をご覧いただければ〜と思います。

観たからには商売繁盛・家内安全・市政安泰!!なんて調子のいいことは申しません。

アートから何を感じるかは、見る人の感受性によって様々ですけど、かつての広大な水田地帯が年間5000万人の来訪者を得る街へと変貌していく様と、その時代の折々にそこに暮らしていた人達の息遣いを「画像の記憶」として脳裏にそっと仕舞い込むことができるでしょう。

そしてその記憶は「レイクタウン」に何らかの形で関わり、この写真展「AROUND LAKE TOWN」の次の被写体=主人公になる「あなた」のための、無形の羅針盤として機能するであろうことだけは確かです。

越谷レイクタウンの初期構想(1989年)と現在(2025年)を比較してみよう

「インテリジェントシティ」として計画された「とある内陸型ウォーターフロント開発」はこの後どのように変遷していくのか…。

一幅の画を眺めながら、そこに写る場所の過去と未来に思いを馳せることは、この街にゆかりのある読者の皆様だけにのみ許された、まさに「特典」ですからね。

山崎弘義写真展

『AROUND LAKE TOWN』

会場:ニコンサロン(ニコンプラザ東京内)


会期:2025年12月2日(火)~ 2025年12月15日(月)
※日曜休館 
※10:30~18:30(最終日は15:00まで)


■作者からの紹介文■
越谷レイクタウン地区は東京都心から北方に約22km、埼玉県越谷市の南東部に位置する、計画面積225.6ha・計画人口22,400人の新しい街である。2008年に街開きして、17年になろうとしている。人口は既に22,025人(2025年1月時点)になっている。2015年1月時点での人口は7,760人だったので、ここ10年での人口増加が著しい。

中心に位置する大相模調節池の畔に立ち、あたりを見渡すと、東にはイオンレイクタウンという巨大商業モール、南方向にはマンションが連なる一帯がある。そこにわずか30年前にあった田園風景は想像すらできない。
レイクタウン事業の背景に農家の後継者不足という問題があった。当初のインテリジェントシティを作る構想はバブル崩壊などの経済状況の変化により修正を余儀なくされたが、ここまで大きなニュータウンが誕生すると思った人は少ないのではないか。途中で頓挫するのではないか、そのような懸念があった。
レイクタウンを事業開始前の1997年から継続的に撮影してきたが、忽然と姿を現したニュータウンの記録は街という外景とともにその磁場に集う人々の記録でもあると思う。


■略歴■
1956年 埼玉県生まれ。1980年慶応義塾大学文学部哲学科卒業後、市役所に入り広報課に配属され初めて一眼レフを手にする。1984年路上スナップを撮る山内道雄氏に衝撃を受け写真を志す。1986年フォトセッション’86に参加し森山大道氏に師事。1987年東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)報道写真科Ⅱ部卒業。2012年度から2021年度まで日本写真芸術専門学校非常勤講師。2017年からギャラリーヨクト運営メンバー。

<主な個展>
1990年9月『路上の匂い』(ミノルタフォトスペース)
1992年4月『はざまの表情』(オリンパスホール)
1994年1月『クロスロード』(コニカギャラリー)
1996年5月『ウオーク・オン・ザ・サニーサイド』(ドイフォトプラザ)
2009年8月『DIARY』(UP FIELD GALLERY)
2015年4月『DIARY-母と庭の肖像-』(新宿ニコンサロン)
2016年6月『CORRESPONDENCE/LANDSCAPE 016 Self-Scape Part-1』(工房親)
2016年9月『水と緑と太陽の町』(コニカミノルタプラザ)
2017年9月『Around LAKE TOWN』(オリンパスギャラリー東京)
2021年3月『CROSSROAD』(オリンパスギャラリー東京)
2018年から2024年にかけて『Around LAKE TOWN』をギャラリーヨクトで11回開催

<主なグループ展>
1986年~1989年 フォトセッション写真展に5回参加
1994年9月 JAPANESE NEW COMERS TO NEWYORK
(450BROADWAY GALLERY/NEWYORK)
2016年9月 テグフォトビエンナーレ2016(韓国・大邱広域市)
2004年8月から2024年9月にかけて「贅沢な床写真展」に9回参加

<出版物>
2015年「DIARY-母と庭の肖像-」(大隅書店)
2019年「CROSSROAD」(蒼穹舎)
2022年「路上の匂い」(蒼穹舎)
2025年「AROUND LAKE TOWN」(禅フォトギャラリー)

写真集「AROUND LAKE TOWN」についての情報

※写真展に行けなさそうな方、写真集を購入希望の方は前記事をご覧ください。

山崎弘義写真集「AROUND LAKE TOWN」〜レイクタウンピープル必読の「バイブル」がついに発刊

必ずウォッチして参ります。

(写真家「山崎弘義」にまつわるエトセトラはこちら)