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続×87「外環八潮パーキングエリア」の地盤改良工事がさらに広がる〜鉛直ドレーン群が再び出現

「越谷レイクタウン」を貫く「春日部への道」こと「東埼玉道路」の工事の進捗をお伝えする本シリーズ。

2025年6月1日に吉川〜松伏に至る延長部分が供用開始され、その進展はちょっと一息ついたかのようにも思えますが、どっこい、その起点では「外環八潮パーキングエリア」の工事が新しい局面を迎えています!!

「外環八潮パーキングエリア」に無数の「鉛直ドレーン」再び出現!!

2025年7月初旬の「外環八潮パーキングエリア」建設現場。明らかに違和感がありますね。

そう、違和感の原因はこれ↑。どこか見覚えのあるこのフォルムは…

そう、これこそ2023年に出現した「鉛直ドレーン打設機」の2年ぶりの登場です。
2023年11月〜12月に初登場した「鉛直ドレーン打設機」。


「鉛直ドレーン」とは導水性のあるプラスチック製の帯のことで、これを地面に打ち込むことで地中の水分を吸い上げる「真空圧密工法」に使用されています。

続×40「東埼玉道路」越谷レイクタウン〜春日部市区間完成への道:「外環八潮PA」の試験施工エリアでは軟弱地盤に含む水を短時間で吸い取るテストに着手か〜北側の付け替え道路の進捗もウォッチ

それが証拠にその足元を見ると↓

無数の鉛直ドレーンが地面に撃ち込まれておりますよ!!

元々は水田だったこの土地の地盤を改良し強固にする工事が、これからエリア全域に広がってゆくことが予想されます。

高架道路の橋脚工事も着々と進行中!!

そしてこちらは「外環八潮PA」から「外環自動車道」へつながる高架道路の橋脚工事の現況。PCウェル工法によって進められておりますが、工事開始から10ヶ月ほど経過しました。

PCウェル工法(PC Well工法)

PCウェル工法(PC Well工法)は、主に地下構造物の建設に使用される特殊な建設技術です。この工法は、特に深い地下の基礎やケーソン(caisson)といった構造物の施工に適しています。プレストレスト・コンクリート(Prestressed Concrete: PC)を使用し、あらかじめ作られた円筒形のコンクリート構造物(工場で製作されたプレキャストブロック)を接着剤およびプレストレスによって緊結し、内部をハンマーグラブなどで掘削しながら地面に沈めていき、地下の深い場所に基礎やケーソンを作成します。

クローラークレーンが健在なところを見ると、まだまだ深く掘り進めている最中でしょうか。

新設道路「外環八潮スマートICアクセス線」のそばには新しい仮設事務所が建った

さて、工事エリアの東側には、新設道路「外環八潮スマートICアクセス線」が出来つつありますが、その傍には新しい仮設工事事務所が作られております。

この工事の期間は2031年までと予告されていますから、この仮設事務所も長いお付き合いになるかもしれませんね。

© OpenStreetMap contributors

「東埼玉道路」の概要

引き続きウォッチして参ります!!

「東埼玉道路」シリーズの全バックナンバーはこちら。