1. TOP
  2. 交通
  3. 越谷市初の小中一貫校の通学路のための「人道橋」の工事がレイクタウンで始まった

越谷市初の小中一貫校の通学路のための「人道橋」の工事がレイクタウンで始まった

当ブログの読者「SONSさん」「フロンティアの住人」さんからの情報で現地に赴いてみると、そこには確かに「八條用水路」のほとりで何やら工事が始まっておりました。

そう、これこそ越谷市初の小中一貫校整備事業の一環として作られる「人道橋」の工事じゃあありませんか!!

「レイクタウン」から登校する小中学生の通学を安全にするための取り組みを、ちょっとウォッチしてみました。

「叡明高校」の西側の道路「八条用水」のほとりで新たに「人道橋」の工事が始まった

今回の工事は「八条用水」(詳しくは私立「叡明高校」の西側の道路と「八条用水緑道」とを渡すための)に架かる「人道橋」の工事です。

「叡明高校」西側の道路は、現在約330メートルの区間で車両通行止めとなっており、車の往来を気にせず歩ける「レイクタウン」唯一のセーフティーゾーンとなっています。

春には桜の名所となる、その道路の中ほどにフェンスで囲まれた工事エリアを発見!!

既に工事の足場としての仮橋も設置されております。

ふと工事フェンスの隣に目をやると、こ、これは紛れもなく…

続×58「東埼玉道路」越谷レイクタウン〜春日部市区間完成への道:「外環八潮PA」の工事現場の片隅に置かれた独楽(コマ)のような奇妙なブロック〜付け替え市道の工事は「東埼玉道路」すぐ手前まで到達

あの「外環八潮パーキングエリア」の工事現場で見かけた「トップベース工法」に使用する「コマ型コンクリートブロック」のお姿ではありませんか!!

トップベース工法とは?軟弱地盤の支持力向上と沈下抑制、土木・建築構造物の基礎地盤の補強・改良など基礎工事に使われる工法で、構造物の基礎地盤面にコマ型コンクリートブロックを敷きならべ、隙間に砕石を充填して締め固めた軟弱地盤改良工法です。
つまり本工事では、橋のたもとの地盤を迅速に強化するために使用されるということですね。

越谷市初の小中一貫校整備の一環としての人道橋の姿を妄想する

冒頭で述べた通り本橋は、越谷市初の小中一貫校整備における通学路用に設置されるものです。

この付近にお住まいのレイクタウンピープルならばよ〜くご存知の通り、レイクタウン5丁目(の一部)6丁目・7丁目の小学生は「八条用水」を超えて「川柳小学校」へと通っておりますが、主な通学ルートである「富士見通り」の歩道はめちゃ狭く、お世辞にも安全とは言えない状況です。

つまり、新たな小中学校の整備に向けて、通学路の安全性を確保するための取り組みなんですね。

近隣の「西方小学校」の通学路として「葛西用水」に架かる人道橋もあります。

ちなみに、令和4年12月に行われた「第13回 越谷市教育委員会議事録」には次のように明記されていました。

小中一貫校の整備でございますが、市内初の小中一貫校整備を進めるため、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(PFI法)に基づき、(仮称)蒲生学園として蒲生小学校敷地内に新たに小中学校の校舎建設と、(仮称)川柳学園として、現在の南中学校敷地内に川柳小学校高学年校舎の建設準備を進めてまいります。 また、通学路の整備等のため、八条用水路に人道橋の建設のための設計を行います。

「越谷市」の小中一貫校「3学園」とは
「越谷市」では「夢に向かって輝く子どもの育成」を目指して小中一貫教育に取り組んできました。今後は、さらなる小中一貫教育の推進に向け、より効果の高いとされる小中一貫校の設立を目指しています。対象校は、下図のとおり小学校5校(蒲生小・蒲生第二小・蒲生南小・川柳小・明正小)と中学校2校(南中・光陽中)で、小学校4校・中学校3校が3つの小中一貫校になる想定です。
画像出典:越谷市ホームページ

工期は2025年の2月28日までとなっていますから、順当に行けば来年の新学年には共用されるのではないかと思われます。

ということは「3学園」を待たずとも使えそうですね!! こりゃ嬉しいです!!

引き続きウォッチして参ります!!!

(次のページ:八条用水にまつわるエトセトラ