続「レイクタウン」の水辺の再開発〜ついに水上デッキ建設のための湖底ボーリング調査が始まった
- 1
- 2
去る2022年8月に「越谷市」がぶち上げた「元荒川/大相模調節池水辺de ベンチャー計画」。
「大相模調節池」の「アウトレット」側のほとりに工事用フェンスが設置されたのは、その発表から2年後の今年2024年8月下旬のことでした。
それから約半月後、フェンスの向こう側でよく見えなくなった湖面で何やら新たなる動きが!!
当ブログではもはやお馴染み、何かの建設が始まる前兆現象「ボーリング調査」が、しかもレイクの湖底で始まっています!!
水上のボーリング調査の櫓が「親水テラス」のすぐ隣の水上に出現した!!
約180メートルに渡って工事用フェンスの設置が完了した、「大相模調節池」の「レイクタウンアウトレット」側のほとり。
「レイクタウン」の水辺の再開発〜ついに水上デッキの工事が始まった〜桜並木とグルメとレイクビューが融合した魅惑のスポット誕生へ
「レイクタウン」の名桜のひとつ「思川桜」のテラスから湖岸を覗いてみると、ん?ちょっと見慣れない無骨な構造物がポツンと出現しておりますね。
ズームインしてみると、青い浮きのようなものの内側に、鉄パイプの櫓が組まれています。後ろにある水上ステージと重なって見づらいので、ちょっと見る角度を変えて見ましょう。
「ピアフロート」と呼ばれる組み立て式浮桟橋の上に、櫓と機材を設置するという、水流がほとんどない「大相模調節池」だからこそ成しえる技法ですね。
じゃあ何故こんな場所でボーリング調査が始まったかというと、それはもちろん上の図のA=つまり飲食店を中心にした店舗エリアを下から支える「水上デッキ」の支柱のためのもの。
親水テラスの左右に70メートルほどの「水上デッキ」ですから、かなりの数の支柱が必要となりそうです。
さらに「レイクタウンアウトレット」と同じ高さに床面を揃えるためには、少なくとも湖面から3メートル、加えて水中に1.5メートルほどの支柱が必要となりますし、湖底の地下に打ち込まれる「杭基礎(パイル)」の先端は、しっかりとした硬い地盤に達していなければなりません。
「レイクタウン界隈」では「N値」50〜60の地層は地下50メートル程に存在していることが多いのですが、実際のところは掘ってみないとわかりませ〜んという事で、今回のボーリング調査が始まったという事です。
「レイクタウン」の水辺の再開発の概要とは?
「元荒川/大相模調節池水辺de ベンチャー計画」の目的は、年間6000万人(令和元年度)が訪れる「レイクタウン」への訪問客を「越谷市」の他の地域にまで環流させる目的で、「大相模調節池」水辺の住民、事業者、団体等が交流して2025年には市外からの観光者数を加えてて来訪者を6200万人まで引き上げようというものです。
ちなみに開発者である「イオンモール株式会社」さん側の名称はちょっと異なっていて「レイクタウン大相模調節地河畔・芝生公園 地域共創事業」と呼ばれています。
レイクタウン大相模調節地河畔・芝生公園 地域共創事業
「Fit the Piece of LAKE」をコンセプトに、大相模調節池河畔の水辺を活用し、3つのゾーン(水上デッキを活用した飲食店を中心とした店舗エリア/新設桟橋を活用したアクティビティエリア/芝生を活用した地域交流拠点エリア)の構築を検討しています。
2025年度中に、3つのゾーンから成る新施設のオープンを目指し、2024年度中に越谷市と水辺エリアの利活用の前提となる施設使用契約の締結を予定しています。 これまで契約締結に向け、地元・越谷市のまちづくり会社であるレイクアンドピース株式会社と地域の皆さまとともに、タウンミーティング(10回開催)や実証実験などを実施、地域内での水辺活用のニーズの掘り起こしを進めてまいりました。今後も官民および地域と連携し、水辺を活用した新たな賑わいを創出できるよう検討を進めてまいります。
引き続きウォッチして参ります!!
(次のページ:「レイクタウン」のレイクにまつわるエトセトラ)
- 1
- 2