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吉川美南駅前の「イオンタウン」第3期工事を前にボーリング調査開始〜温泉の源泉は今も健在

地中の硬い地盤を探すためのボーリング調査

地盤が弱く、建物などの上部荷重に耐えられない場合には、建物の基礎として「杭(パイル)」を地中に埋め込む方法がありますけど、その杭の先端は当然ながらしっかりとした硬い地盤に達していなければなりません。

地盤の硬さを表す指標に「N値」と言うものがあります。

一般の住宅を立てる場合に必要な地盤の「N値」は5ぐらい。「イオンタウン3」クラスの建築に求められる支持層は「N値」50〜60の地層が5〜6mぐらい連続している必要があります。

「N値」とは、土の硬さや締まり具合を表す単位で、重さ63.5kgのハンマーを76cmの高さから自由落下させ「サンプラー」を30cm打ち込むのに要した打撃の回数を言います。

つまり、ボーリング調査では「サンプラー」をどんどん地下へ打ち込んで行き、30cm打ち込むのに50回以上ぶっ叩く必要のあるポイントを探しているんですね。

どのくらいの深さに硬い支持層があるかは場所によって様々ですが、越谷や吉川界隈では地下50mぐらいというケースはざらにあるようです。

そして基礎工事では、調査で得られた深さに「杭」を打ち込むということです。