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続×59「東埼玉道路」越谷レイクタウン〜春日部市区間完成への道:4番目の橋「大落古利根川橋」北側のスロープもいよいよ着工へ〜そして技術者の名前を後世に残す『技術者顕彰銘板』にめっちゃ感動

「越谷レイクタウン」を貫く「春日部への道」こと「東埼玉道路」の工事の進捗をお伝えする本シリーズ。

2024年はゴールデンウィークに突入し各所の工事も静まり返っている「東埼玉道路」。

そんな中「東埼玉道路」第4の橋こと「大落古利根川橋」の「橋梁架設」(橋桁を橋脚や橋台に据え付ける工事)は、北側(松伏町側)の橋台あたりが切土され、スロープの工事に突入しております!!

そしてまた橋台や橋脚に、技術者の名前を後世に残す『技術者顕彰銘板』を見つけ、めっちゃ感動したブログ主です!!

長らく沈黙していた「松伏町」側のスロープもついに着工!!

橋梁が架設され、両岸が繋がった「東埼玉道路」第4の橋こと「大落古利根川橋」。

こちらは「中川」と「大落古利根川」の合流ポイントに架かる「弥生橋」から望む北側のスロープ工事現場。(写真左が南=「レイクタウン」方面です)

橋本体の上部工は着々と進む一方…

橋台へと繋がるスロープ(坂道)部分がついに着工されました!!

盛土だった部分は大きく切土されて…そう、10メートル幅ぐらいは削られて…

「東埼玉道路」の上下線の姿が明確に見えて来ましたね!!

対岸から見れば、橋台との高さを合わせるように工事が進んでいます。


出典:松伏町ホームページ
すでに、バス停の位置も変更されるなどの措置が取られています。
今後、さらに工事が本格化するにつれ、通行止めや迂回路などが発生する可能性があります。

「東埼玉道路」に架かる6つの橋とは

①「大相模調節池 南池」(越谷市レイクタウン「レイクタウン橋」

②「元荒川」(越谷市大成町「大成橋」
③「新方川」(越谷市増森「新ましもり橋」
④「大落古利根川」(越谷市増森〜松伏町下赤岩「大落古利根川橋」)
⑤「中川」(松伏町大川戸「中川橋」
⑥「中川」(春日部市赤崎〜赤沼「中川連絡橋」

南側に連なる「越谷市増森」の橋台に技術者の名前が刻まれた銘板を発見!!

そしてこちらは対岸となる「越谷市増森」の堤防上。

コンクリートの構造物は「大落古利根川橋」上り線の橋台です。ん!? 銘板が貼ってありますね。

おお!! これはいいですね!!! 技術者の方々の名前が刻まれていますよ!!!

銘板自体は橋脚などのコンクリート構造物に良くみられるのですが、こうして携わった技術者の方々の名前が刻まれているバージョンを間近で見るのは初めてです。

実はこれ「国土交通省 関東地方整備局」が2017年度に実施した「銘板設置運用基準改定」に準ずるものなんです。

『技術者顕彰銘板』は技術者の軌跡を残すことで土木技術者の誇りとやりがいを伝え、建設業界の担い手確保に繋がることを期待して設置されるもの。
元請施工会社の現場代理人名、担当技術者名、下請施工会社の会社名、専任の主任技術者名を記載することができる。対象構造物は12構造物。

つまり、こ〜んな600t級のクローラークレーンのオペレーターの方とかも、その名を後世に残せるわけです。

お子さんが大きくなった時に「この橋は父ちゃん(母ちゃん)」が作ったんだぜ!!」と誇れる場面を想像するともう、うるっと来てしまうブログ主です…

となると、ブログ主が見落としているだけで、過去にもブログに銘板が登場しているかも知れない…と思って調べてみると、ありましたよ!!

2019年3月に撮影した橋脚の工事現場。この時にはすでに「銘板設置運用基準改定」は適用されていたはずです。そして…

2019年6月の橋脚の姿。橋桁が架かった今現在では見えない位置ですが、ちゃんと銘板は付けられておりました!!

これこそリアル地上の星じゃあないですか!!!

基礎知識「東埼玉道路」とはなんぞや

東埼玉道路(ひがしさいたまどうろ)は、埼玉県南東部地域で供用・建設中の路線である。東北自動車道・常磐自動車道の補完を目的として建設され、全区間が国道4号のバイパス道路に指定されており、現在、一部区間の一般部(5.7キロメートル〈km〉)が供用されている。本道路のメインとなるのは未着手の自動車専用部(4車線)である。
埼玉県八潮市の東京外環自動車道八潮ジャンクション(仮称)から、埼玉県春日部市で国道4号および国道16号に接続する庄和インターチェンジ(仮称)に至る延長17.6 kmの地域高規格道路であり、1994年12月16日に計画路線に指定された。

by ウィキペディア大先生

 

出典:国土交通省関東地方整備局北首都国道事務所ホームページ

 

引き続きウォッチして参ります!!!

 

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