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続×16・越谷レイクタウンのすぐ南側の草加柿木産業団地は「草加柿木フーズサイト」〜その治水能力をフルに引き出す排水路の護岸工事が進む!!

新型コロナに酷い目に遭わされた昨年2020年。

不幸中の幸いといえば、日本列島には台風が上陸しなかったことでしょうね。大雨被害は西日本で深刻な被害をもたらしましたが、関東地方はなんとか免れることができました。

おかげで、当時造成の真っ最中だった「草加柿木フーズサイト」も洪水の被害を受けずに済みました。

もうちょっと詳しくいえば、もともと水田が広がっていた造成地に治水機能をもたらす「プチ地下神殿」こと「地下調整池」も未完成の折に、大雨が来なくて本当にラッキーだったと言えるでしょう。

「草加柿木フーズサイト」の雨水を逃す「千疋幹線排水路」の護岸工事が進行中

ところで「草加柿木フーズサイト」の雨水のバッファーである「プチ地下神殿」には、当然ながらため込んだ水を逃すための水路が存在します。

それが本記事でご紹介する「千疋幹線排水路」です。

「越谷レイクタウン」の治水を担う「大相模調節池(南池)」と「草加柿木フーズサイト」の「プチ地下神殿」は隣り合っています。


↑完全に地下に埋設された「プチ地下神殿」
↓その「プチ地下神殿」に沿って流れる「千疋幹線排水路」

前者からの排水は「地下水路」を経て「大相模調節池排水機場」に至り、後者の排水はこの「千疋幹線排水路」を経て、どちらも最終的には「中川」へと放出されるという寸法です。

※「プチ地下神殿」ってなんじゃい?という方はこの記事をご覧ください↓

続×8・越谷レイクタウンのすぐ南側の草加柿木産業団地は「草加柿木フーズサイト」〜 建設中の調整池は「プチ地下神殿」だった

こちらがいわゆる「越谷レイクタウン」の南の守護神「排水門」の心臓部である「大相模調節池排水機場」。

そしてそのすぐ南側を流れるのが「千疋幹線排水路」です。

上の2枚が「排水門」のお姿。

排水門の正式名称は「千疋排水樋管」。左が「草加柿木フーズサイト」からの水が放出される「千疋排水ゲート」右が「越谷レイクタウン」からの水が放出される「調節池排水ゲート」です。
要するに「越谷レイクタウン」の南の守護神である「排水門」は「草加柿木フーズサイト」の北東の守護神でもあるということです。

「千疋幹線排水路」の南側(写真左側=草加市側)は樹木が生い茂っていましたが、それらが綺麗さっぱり刈り取られ地盤があらわになっております。

前年の様な大雨が降ると、最終的にはこの水路に最も負担がかかることを予想しての工事なのでしょう。言い換えれば、この護岸工事があればこそ「草加柿木フーズサイト」の治水機能がフルに発揮されるということですね。

なんとも地味な記事で申し訳ありません。

恐らくは「レイクタウンピープル」も「草加柿木フーズサイト」で働くであろう人々も、この場所へ足を運ぶ人はほとんどいないでしょう。

しかし、華やかで便利な生活を陰で守るのは、紛れもなくこのエリア。

新型コロナが収まったら小学校の社会科見学ルートにしてもいいんじゃないかと思うぐらいに、我が街を知る上でも、一度ぐらいはその目で見ておいて欲しいと願うブログ主です。

引き続きウォッチいたします。

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