越谷レイクタウンにホタルを(1)〜レイクタウン湖畔の森公園で草刈りとザリガニ捕獲大作戦
大相模調節池のほとり、星明かりしかない静かな夏の夜に幻想的に飛び交う緑色の小さな光…。
「越谷レイクタウンまちびらき10周年記念式典」でお伝えしたように、記念事業の一環としてヘイケホタルを飛ばそうというチャレンジが進行中です。
2018年5月13日、その第一弾として、草刈りとザリガニ捕獲大作戦が実施されました!!
その舞台は、大相模調節池北池の北西にある「レイクタウン湖畔の森公園」。
旧東方村中村家住宅が建つ、あの公園の水路です。
8:20頃に撮影した公園脇の水路の様子。人の背丈をはるかに超える一面の葦!!
この凄まじく鬱蒼とした草むらを伐採して、そこを住処とするアメリカザリガニを捕獲するのが今日のミッションです。(理由は後述)
8:30 越谷レイクタウンまちびらき10周年記念事業実行委員会の面々は、先乗りして準備を開始。
長袖・長ズボン・長靴・軍手・帽子・首にはタオルの完全防備です!
9:00 ホタル放流のご指導をしてくださる「NPO法人 越谷ふるさとプロジェクト」の皆様から、ミッションについての説明と注意事項を頂きます。(ちなみに2018年5月20日の大相模調節池生き物調査にも、越谷ふるさとプロジェクトの皆様は協力されるようです。)
葦が生い茂っていると太陽光が届かず→藻が生えず→巻貝が育たず→ホタルの幼虫も育たない
ということで、今回はホタルの幼虫の放流に備えて、葦の伐採とザリガニの捕獲を行う、と言うことでなんですね!
あくまで主役はホタル。しかし今日ばかりはアメリカザリガニが主役です。子供達には不動の人気を誇っています。どうですこの賑わい! ご近所中心に100名近い親子が参加してくださいました。
おおっ、子供たちに混じって、タンク☆ポップのお二人もザリガニ捕獲のお手伝い。釣竿を扱う仕草が妙に玄人っぽい。ザリガニの唄を作って欲しいと無茶振りされてました(笑)
焼いたやつでもいいんですけど、できれば「生肉」が最高です。
なんと、タンク☆ポップのwakkoさんはコレ(アメリカザリガニ)を「マッカチン」と呼ぶことを初めて知ったそうです。(by twitter)
関東では「マッカチン」※ザリガニでも特に大きくて立派な奴をこう称する。
徳島出身の実行副委員長に聞いたところ、やっぱり「マッカチン」。
名古屋あたりではコレを「アッカン」と呼ぶらしいです。
他にも「エビガニ」「マッカーサー」などの異名も!!
読者の皆様の出身地ではコレを何と呼んでいますか?コメントお待ちしてま〜す♪
実行委員会にザリガニ繁殖に詳しい方がいて教えていただいたのですが「ニホンザリガニ」は水温が20℃を超えると生息できないそうです。
つまり、このあたりにいるザリガニは全部アメリカザリガニだと言うことです。
子供達が池でザリガニ釣りに興じる間、大人たちは同時進行で葦原との戦いを繰り広げます!
刈っても刈っても先が見えない〜!!!
苦闘2時間15分のその結果、どうです?あんなにすごかった葦原がこんなに綺麗に取り除かれました!!
そしてそこはザリガニのパラダイス状態。この日の釣果?は推定1000匹!!
でもコレだけ獲っても恐らく、この水路にいるザリガニの半数に達したかどうか…。恐るべしマッカチンの繁殖力。
このままではホタルの幼虫を放流したら、瞬殺されてしまいます。と、言うことで急遽、後日に大人だけの地味なザリガニ捕獲作戦が決定しました。
なんとザリガニに混じって、30年ものの「ミシシッピアカミミガメ」まで獲れちゃいました。(こいつを飼いと申し出た男の子がいたんですけど、お父さんに却下されちゃいました。だって下手したらこいつは、男の子よりも長生きする可能性すらあるので。)
11:30 最後まで残ったみんなで記念撮影。子供も大人も本当にお疲れ様でした〜。
(ちなみにこの1枚は越谷レイクタウンを撮り続けておられる写真家、山崎弘義さんが撮影してくださいました。)
さあこの次はいよいよ、ホタルの幼虫の放流です!!
引き続きウォッチします!!!