こだわりの「草加煎餅」工場の最深部でブログ主が見たものとは!? 今に息づく職人の知恵と工夫の結晶「草加煎餅丸草一福(そうかせんべいまるそういちふく)」工場潜入記
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「焼く」工程
これでもかというほど丹念に愚直に手間をかけて作り上げられたお煎餅の「生地」。いよいよ一気呵成に「焼き」かとおもったら大間違い!
取材にあたり、通常は立ち入れない「焼き工程」のエリアに特別に入らせていただきました。
①生地の水分を一定にする
「ホイロ」という炉に入れて「生地」の水分を均一にします。
②生地を温める
さらに4〜5時間ほど温めて、いよいよ焼きに入る準備完了です!!
お煎餅を焼いているこの部屋の室温は+40℃!! 夏場には+50℃を超えるとのこと!!
お煎餅を焼く際に温度が低下するのを防ぐために、この部屋だけは冷房は入れていないのです。この工程で品質に目を光らせる職人さんたちのプロ根性には頭が下がります。
お煎餅を焼く際に温度が低下するのを防ぐために、この部屋だけは冷房は入れていないのです。この工程で品質に目を光らせる職人さんたちのプロ根性には頭が下がります。
③押しては返しを繰り返しながら焼く
そしてここからは本当に一気呵成、怒涛の「焼き」工程です!!
押しては返し、返しては焼く手焼きと同じ方法で、丹念に焼き上げます。
一見無駄に見えるこの非効率な作業こそ、美味しいお煎餅を作るためには不可欠な工程なんです。
④醤油を塗る
焼きあがった「生地」はすぐさま、大きな刷毛が回転するこのマシンで、一枚一枚醤油が塗られていきます!
使用する醤油もこだわりの無添加。化学調味料などは用いない徹底ぶりです!!
⑤ゴ〜〜ル!!ついにお煎餅の完成!!!
とてつもない手間暇と情熱を注いだ一枚を試食させていただきました。熱々のお煎餅の飾らないどっしりとした食べ応え。子供の頃、近所の手焼き煎餅のお店で食べた、あの美味しさが口の中に蘇りました。
実は今回取材させていただいた「草加煎餅草加煎餅丸草一福」さんの職人さんに当ブログの読者の方がいらっしゃって、前記事で紹介した「草加まるそう華マルシェ」の告知媒体として当ブログを推薦してくださったそうです。本当にブロガー(ブログ主はこの呼び名はあまり好きではないんですが他に表現の仕方がないので…)冥利に尽きます。本当にありがとうございました。
※ちなみに本イベントの様子はまた後日にお伝えしようと思います。
いかがでしたか「草加煎餅」誕生の一部始終。職人さんたちが1枚に賭けたこだわりと情熱が少しでも伝わったら嬉しいです。
越谷市民は恐らく全く知らないでしょうけど、この「草加煎餅」工場見学は、草加市内の小学校の社会科見学に組み入れられているそうで、今日まで数千人の子供たちが郷土の誇りを学んでいるそうです。