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続×7・「東埼玉道路」越谷レイクタウン〜春日部市区間完成への道:自動車専用部の用地の雑草の生育を妨げる「防草試験」は成功したか?

「越谷レイクタウン」を貫く「春日部への道」こと「東埼玉道路」延伸の事業化決定を受けて、にわかに活気を帯びて来た「越谷市」「吉川市」「松伏町」。

ブログ主の目が「古利根川」に架かる橋や、盛り土の大群に釘付けになっていた間にも、この道で密かな「試験」が継続していたことをご存知でしょうか?

本記事では、地味だけど実は周辺住民の生活環境維持に大切な「防草試験」の現況をお知らせします。

※「東埼玉道路」ってなあに?という方は、まずこちらをご覧ください。

2018年6月から始まった「東埼玉道路」の「防草試験」

ここは「越谷レイクタウン」の南の外れ「東埼玉道路(国道4号)」が「草加市」の市境に差し掛かるあたり、あの「草加柿木フーズサイト」建設予定地のすぐ北側で見られる「防草シート」の光景。

この場所では、2018年の6月から雑草の育成を妨げる「防草試験」が実施されています。

この「防草試験」を実施しているのは「国土交通省 大宮国道事務所 春日部国道出張所」
国道4号、16号の改築、維持、修繕工事等の監督、歩道の切り下げ・道路の占用申請・承認工事等許認可、道路損傷復旧等窓口を担うお役所です。

なんでこんな試験をやっているかというと、この度事業化が決定した「東埼玉道路」の「自動車専用部」の建設用地の現状は、雑草の生茂る長大なグリーンベルトとなっているからです。

(出典:国土交通省)

上の図の実線で示す箇所の多くは下図のように、「一般部」の道路に挟まれる形で「自動車専用部」の建設用地が確保されています。つまり建設前の現在は「空き地」なのです。

読者の皆様もよくご存知の通り、雑草は刈っても刈っても、除草剤を撒いても撒いても、しばらくすると復活してキリがありませんし、除草コストは馬鹿にならないです。

ちなみにこの「防草試験」エリアの面積はおおよそ854平方メートル。
この面積の除草を仮に、とあるシルバー人材センター(ネットで見つけた)に依頼したとすると、1回あたり最低でも62,000円はかかる見積もりです。

対してAmazonで売ってるベストセラーの「防草シート」で覆い尽くすとすると18,000円程度(材料費のみ)。
従ってもしも「防草シート」の効果が確かならば、遥かにコスパに優れていると言えますね。

放置すれば、防犯的にも良くないのは勿論、数年前には「カメムシ」が大発生して、周辺住民を大変困らせたことがありました。(外に干した洗濯物にくっついてマダムが悲鳴をあげるアレです)

このあたりを散歩するたびに、本試験はいつまで実施するのか気になっていたブログ主。今年2020年の6月で2年が経過するにあたり、誠に勝手ながら妄想評価をさせていただくことにいたしました。

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