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災害で水道が止まった時に頼るべき越谷レイクタウン内の施設

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いつどこで地震などの災害が起こってもおかしくないこのご時世。
自宅や自治体、企業などで備蓄をしている方も多いとおもいます。
いざという時に一番に確保するのは飲料水ですね。
ペットボトルなどでの個別の備蓄以外で飲料水を貯めている施設が、越谷レイクタウンにも存在します。
 


越谷市に水道を提供してくれているのは「越谷・松伏水道企業団」です。
1969年に企業団と越谷市水道が合併し、現在の「越谷・松伏水道企業団」として発足しました。

埼玉県では、川の水を浄化して水道用水を作り、市や町に供給しています。これが埼玉県営水道(県水)で、市や町では、この県水と独自に確保した水を合わせて各家庭や事務所に水道水として送っています。

「越谷・松伏水道企業団」はその県水を「庄和浄水場」(春日部市)と「新三郷浄水場」(三郷市)から受け入れています。(比率としては「庄和浄水場」が50%超らしいです。※2016年12月時点)

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上の写真は越谷市と吉川市を結ぶ「渡れる水道管橋」である「新中川水道管橋」です。
南の守護神「排水門」や、あのトマト園芸本店あたりにあります。越谷レイクタウン駅ができる以前は、この橋を渡ってJR吉川駅へ通勤・通学していた方も多いのではないかと思います。

この水道管橋を伝って「新三郷浄水場」から水道水が運ばれてくるのです。
(この水は越谷市だけでなく、川口市、草加市、八潮市などへも届けられます。)

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そして県水を受け入れているのが、レイクタウン第4公園の隣にある、この「東部配水場」なのです。

かなり前置きが長くなりましたが「越谷・松伏水道企業団」では、平成23年3月に危機管理計画を策定し、地震等災害をはじめとするあらゆるリスクに備え非常時の体制を構築し、その発生によって水道施設に被害が生じた場合、飲料水及び生活用水の供給を継続するための体制を整えています。

その一つが「耐震型緊急用貯水槽」です。

耐震型緊急用貯水槽は、水道管と直結しているため平常時は水道水が循環しています。災害時には緊急遮断弁が作動して1基あたり100立方メートルの水道水を内部に貯水することができ、併設の手動ポンプでくみ上げることができます。
越谷市・松伏町内に23基設置されており、全体で2,300立方メートルの水を確保することができます。災害時に必要とされている飲料水の量は“1人1日3リットル”とされていますので、延べ76万人に給水できることになります。 

お待たせしました。
越谷レイクタウン近辺の「耐震型緊急用貯水槽」は次の4つの施設に設置されています。
冒頭の写真の様に手動ポンプで飲料水を供給してくれます。
1箇所あたり100立方メートル=100,000リットル、つまり1リットルペットボトル10万本分!です。

  1. レイクタウンスポーツ公園
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    イオンレイクタウンmoriの隣にあります。詳細はこちら

  3. レイクタウン第8公園
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    埼玉県立越谷南高等学校の隣にあります。詳細はこちら

  5. 越谷市立大相模中学校
  6. 東部配水場
  7. 既出です。   

いざという時「水はここにある」ということを頭において、パニックにならずに冷静な行動を心がけましょうね。もちろん各家庭での備えもお忘れなく。