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2020年2月22日 「越谷レイクタウン」防災講座が行われました。〜初見!!「イオンレイクタウンmori」の災害用「下水道直結トイレ」には洋式と和式があるのね!!!

【2021年2月14日追記】天災は忘れた頃にやってくる…って本当ですね。13日夜の地震は10年前のあの日を思い出させるのに十分なインパクトがありました。

今一度、身の回りの防災を思い出す意味で、本記事をご参考にしていただければ幸いです。


2020年2月22日、我らが「レイクタウン連絡会(通称:LakeTEN)」主催による「越谷レイクタウン防災講座」が行われました。

越谷市市民協働部危機管理課からの講師をお招きして「越谷レイクタウン」エリアの防災に関する現況と防災施設、災害への備えを学んだ後に、「イオンレイクタウンmori」さんのご好意により、「下水道直結トイレ」「受水槽連結水道」などの施設見学をさせていただきました。

「越谷市市民協同部危機管理課」による出張講座「レイクタウン地区の防災」

近年「100年に一度」「1000年に一度」とか言う災害が当たり前の様に発生しており、次はどんな凄い災害がやってくるのか戦々恐々です。

ブログ主は越谷市以外の防災計画について詳細に見たことがないので正確とは言えませんが、越谷市の防災計画はかなり仔細に作り上げられている印象です。

その辺りの情報は「越谷市ホームページ」内の安心・安全情報サイトにまとめられておりますので、平常から目を通しておくことをオススメします。

「越谷レイクタウンエリア」が他の越谷市の地域と大きく異なるのはやはり「イオンレイクタウン」との災害時の連携に尽きるでしょうね。

2019年8月23日に「越谷市」と「イオン株式会社」との間で交わされた「地域連携協定」は9つの項目で協働の取り組みを推進することを明記しており、その中のひとつが「災害対策・防災・防犯など地域の安全・安心の確保に関すること」として謳われています。


(1) 地域経済の活性化及びキャッシュレス化の推進に関すること
① ご当地WAONカードを活用した地域ポイント事業の実施及び商店街エリアとの回遊性向上
② キャッシュレス決済の基盤整備による消費活性化
③ イオンモールにおける創業希望者や市内事業者のトライアル出店


(2) 観光振興及びシティプロモーションに関すること
① 食をはじめとする市の魅力創出・発信に向けた連携、イベント開催
② インバウンド観光に向けたプロモーションの実施
③ レイクタウン周辺の地域資源を活用した地域ブランディング


(3) 環境保全・持続可能な社会づくりの推進に関すること
① 環境保全・SDGsに関する普及啓発の充実
② 自然保護活動などを通じた環境教育の推進
③ プラスチックごみ削減、食品ロス削減に向けた取組み


(4) 地産地消の推進・地場産品の販路拡大に関すること
① イチゴやネギなど地場産品の消費者向けPR・販売の実施
② 子ども向けの農業体験を通じた食育と地産地消の意識向上
③ 観光農園など都市農業推進に向けた連携


(5) 健康増進及び子育て支援に関すること
① 店舗のスペースを活用した健康増進活動の実施
② ご当地WAONの寄附スキームを活用した子育て支援の充実


(6) 高齢者及び障がい者の支援に関すること
① 店舗のスペースを活用した高齢者の集いの場の創出
② 障がい者の職業訓練や授産品の販売での協力
③ 障がい者雇用に関する理解の促進と雇用の確保


(7) 災害対策・防災・防犯など地域の安全・安心の確保に関すること
① 緊急時における物資供給及び帰宅困難者対策
② 防災意識のさらなる啓発へ向けた防災フェスのコンテンツ充実
③ 災害や食中毒発生時などにおける市立病院への食事提供


(8) 市政情報の発信及びスポーツ・文化振興に関すること
① 市政情報やイベントに関する情報発信拠点の整備
② 越谷アルファーズに関するPR及びイベント協力
③ 東京2020オリンピック・パラリンピックに関するPR及びイベント協力


(9) その他、地域の活性化及び市民サービスの向上に関すること
① DV防止啓発・相談窓口周知など人権施策の推進
② その他、地域の活性化、市民サービス・行政サービスの向上に関すること

平たく言えば、大規模な災害があった場合「イオンレイクタウン」が「可能な範囲」で「越谷レイクタウン」およびその周辺の住民をサポートしてくれると言うことです。
ただし日本最大のショッピングモール「イオンレイクタウン」とてそのリソースは有限。災害時には、顧客対応と住民対応を明確に区別することは至難の技です。あくまで「可能な範囲」でのサポートであることを、住民が心に止めておく必要があります。
例えば昨年10月12日の台風19号「ハギビス」の猛威では「イオンレイクタウンmori」さんが立体駐車場を開放してくれましたが…

2019年10月12日 台風19号「HAGIBIS(ハギビス)」が直撃した「越谷レイクタウン」の様子

伝え聴くところでは好意の第三者である「イオンレイクタウンmori」さんに無理な要求をした困った人もいたとかいないとか…。あくまでウワサですけどね。

と言うことで、この「越谷レイクタウン防災講座」では、「イオンレイクタウンmori」でできることの事例として「下水道直結トイレ」「受水槽連結水道」を見学させて頂きました。

「イオンレイクタウンmori」さんのご好意により平面駐車場にある災害用トイレの施設見学

ここは「イオンレイクタウンmori」のH駐車場の一番北側。

本講座参加者が、連れられて向かった先には…

自立式のテントに設置された災害用のトイレの姿が!!

この駐車場の地下には下水道が走っており、そこへ直結する、人呼んで「下水道直結トイレ」です。

因みにこちらは「洋式」

その隣には、ご丁寧に「和式」まで!!

「和式」「洋式」「和式」「洋式」…と交互に10箇所が設置されています!!

そしてこちらは、普段はベンチの下に隠されている汲み取り式のトイレ(越谷レイクタウン生まれのキッズは知らないだろうなあ)。

汲み取り式便所(くみとりしきべんじょ)は、日本で使われてきた落下式便所の一つ。擬音語を使って、「ポットン便所」、「ボットン便所」、「ポットントイレ」、「ボットントイレ」、「ボッタン便所」、「スットン便所」、「ドッポン便所」、「ドボン便所」、「ポッチャン便所」とも呼ばれ、単に「ポットン」、「ボットン」、「ボッタン」、「ポッチャン」「ゴットン」、「ゲッダン」、「スットン」、「ドッポン」、「ドボン」「ポッタン」と呼ばれることもある。

21世紀以降は、公共下水の整備や合併浄化槽の普及と共に水洗トイレに改修され、都市部や中規模以上の町では見かけることがなくなり、地方の農山村地域においても姿を消しつつ有る。

なお落下式便所には汲み取り式の他に、垂れ流し式便所やトンネル式便所もあるが、それも汚物が落下するので広い意味ではボットン便所には含まれる。汲み取り式便所の俗称はすべて落下音の擬音語を使っているため、落下式の便所すべてを含めることとなる。ただしこの場合は汚物が直下に落ちるのは共通しているが、後から汲み取らないので、汲み取り式便所とは少し異なる(詳しくは落下式便所を参照)。

名称からも分かるように、汲み取り式便所は後から貯留された汚物を汲み取る方式なので、広義には簡易水洗式便所も含まれる。非水洗便所という言い方は、汲み取り式だけでなく、バイオトイレのことも示す。

by ウィキペディア大先生

因みにこれがあるのは、イオンの総本山である幕張とレイクタウンぐらいなのだそう。

植栽の間にさりげなく存在する「汲み取り口」。

「イオンレイクタウンmori」さんのご好意により「受水槽連結水道」を見学

次に案内されたのは「受水槽連結水道」と言う施設。

「イオンレイクタウンmori」の立体駐車場の南側に位置する受水槽の付帯設備です。

この受水槽は「イオンレイクタウンmori」全ての給水を賄っており、上水道からの水は一旦ここへ全て集められるそうです。

よ〜く目を凝らすと5つ並んだ水道の蛇口が!!

非常時にはこの受水槽から直接、水を得ることができる、人呼んで「受水槽連結水道」です。

災害で水道が止まった時に頼るべき越谷レイクタウン内の施設

越谷市が設置する「耐震性飲料用貯水槽」のひとつが「レイクタウンスポーツ公園」にもありますが、そちらは緊急時の飲料水源に特化したもの。こちらは緊急時の補助的なものとして覚えておくのがよろしいかとブログ主は考えます。

いかがでしたでしょうか?
こういった情報は知っていること自体が、いざと言うときに大きなアドバンテージになります。「イオンレイクタウンmori」にお買い物の折りには、チラッっと覗いて位置を確認しておくのが吉です。

引き続きウォッチしてください。