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続×56「東埼玉道路」越谷レイクタウン〜春日部市区間完成への道:計画道路「浦和野田線」インターチェンジの規模の大きさがくっきりと現れる

「越谷レイクタウン」を貫く「春日部への道」こと「東埼玉道路」の工事の進捗をお伝えする本シリーズ。

2023年12月の記事では、都市計画道路「浦和野田線」と交差する「ポイント」すなわち「インターチェンジ」の工事進捗をお伝えしました。

それから早くも4ヶ月「ジャンクション」部分には一段と高い盛土が施され、法面も整えられるなど、その形状とその規模感が明らかになってきました!!!

「東埼玉道路」x「浦和野田線」インターチェンジの形状と規模をチェック!!

「ジャンクション」はブルーシートの向こう側、周囲よりもひときわ高い盛土の部分です。

ただ高いだけではなく、その法面と排水溝のようなものも作られています。

こりゃあまるで「お立ち台」のような特別感がありますよ!!

この1ヶ月前(2024年2月下旬)には、大小いろいろな重機が大集合して、あっという間にこのステージを作り上げてしまいました。


© OpenStreetMap contributors

計画では「東埼玉道路」の「自動車専用部」が出来た際には「浦和野田線インターチェンジ(仮称)」となる予定です。

© OpenStreetMap contributors

この「東埼玉道路」には起点と終点を除き6つのインターチェンジが計画されておりますが…

つまりは、ビッグな2つの計画道路同士がぶつかる地点でありなおかつ、自動車専用道路のインターチェンジを包含するという、他の地点とは明らかに違う規模感が、既に形になってくっきりと現れてきたと言うことですね!!

「浦和野田線」は約350mの工事区間の一部で歩道が舗装完了

それでは「浦和野田線」の進捗はというと、こちらもジャンクション手前から「田島(南)」交差点の間、約350mの区間で工事が進んでおります。上の一枚はジャンクション側から撮影した「浦和野田線」。

一時は山脈のようだった盛土もだいぶ小さくなってまいりました。

この一枚は「田島(南)」交差点側から撮影した様子。

「浦和野田線」の工事現場事務所に掲示されていた航空写真。(2024年2月頃)
上の写真の左側、下の写真の上側がジャンクションの位置です。
工事区間の西側の約150mの歩道部分で舗装が完了しているのがわかりますね。

ちなみにこの350mのエリアが完成すれば「松伏町」の中を通る「浦和野田線」用の道路は9割ぐらい完成したことになります。

工事現場近くの「中川」では堤防の補強工事も進行中

工事が進む「東埼玉道路」と同期するように、東側を流れる「中川」右岸の堤防でも何やら工事が進行しています。

ご覧のように河川敷に重機が入り、堤防の下部に砕石のようなものを積んで補強をしているようです。「東埼玉道路」が出来上がってしまう前に、河川の補強も行っておいた方がいいに決まってますからね。

目につかないところでも粛々と行われる、防災のための工事。担当者の方々、誠にありがとうございます。

【基礎知識】都市計画道路「浦和野田線」とはなんぞや


画像出典:吉川市公式ホームページ

「埼玉県」においては貴重な横軸の幹線道路として計画され、現在は「国道463号越谷浦和バイパス」として「北浦和駅」付近から「浦和美園」を経由、「越谷市」で「国道4号」に接続しています。
その名の通り「千葉県野田市」が終点なのですが「越谷市」「松伏町」「吉川市」では共用済みの区間と事業中の区間が飛び飛びに存在しています。将来的には「所沢市」から「野田市」を結ぶ構想です。

 

【基礎知識】「東埼玉道路」とはなんぞや

東埼玉道路(ひがしさいたまどうろ)は、埼玉県南東部地域で供用・建設中の路線である。東北自動車道・常磐自動車道の補完を目的として建設され、全区間が国道4号のバイパス道路に指定されており、現在、一部区間の一般部(5.7キロメートル〈km〉)が供用されている。本道路のメインとなるのは未着手の自動車専用部(4車線)である。
埼玉県八潮市の東京外環自動車道八潮ジャンクション(仮称)から、埼玉県春日部市で国道4号および国道16号に接続する庄和インターチェンジ(仮称)に至る延長17.6 kmの地域高規格道路であり、1994年12月16日に計画路線に指定された。by ウィキペディア大先生

出典:国土交通省関東地方整備局北首都国道事務所ホームページ

引き続きウォッチして参ります。

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