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続×33「東埼玉道路」越谷レイクタウン〜春日部市区間完成への道:工事中の「東京外環自動車道八潮PA」の「奇妙な四角いエリア」の内容と既存道路の廃止・付け替え状況をウォッチ

「越谷レイクタウン」を貫く「春日部への道」こと「東埼玉道路」の工事の進捗をお伝えする本シリーズ。

2023年7月、ついについに、その下部工工事(基礎工事)が始まった「外環八潮パーキングエリア」。

2027年の4月の完成に向けての道のりは、まだ始まったばかりですが、地味ながらも粛々と進捗をしております!

地道に着々と進む「外環八潮パーキングエリア」の工事状況

本記事では…
①工事開始当初から存在する「奇妙な四角いエリア」の内容
②工事エリア内にあって近いうちに廃止される市道の様子
③それに伴って新しく付け替えられる予定の道路の現況
以上3つをお伝えしましょう。

© OpenStreetMap contributors

①工事開始当初から存在する「奇妙な四角いエリア」を妄想する

2023年8月上旬に出現し、9月初旬にはクローラークレーンも登場したものの、その後は特に表面上の変化もない「奇妙な四角いエリア」。

杭打ち工事をする訳でもなく、掘り返す訳でもなく、時の経過を待っているようにすら思えます。作業用の道路に口の字に囲まれたその中には、剥き出しの地面と意味ありげなブルーシートがあるのみですが…

おそらくこれは「試験施工(試験盛土)」すなわち、土工工事に着手する前に、地盤が均質に締固められていること、および洪水や降雨による浸透水に対して安定であることを確認するテストと思われます。

実際の現場の土や自然環境の中で行うもので、土を撒いた後にロードローラーで地面を締め固めて沈下する状況や、何回ほど締め固めたら沈下が収まるかなどを現地で測定する重要な工程です。

ウォッチする側から見れば、見た目に派手な方が気持ちもアゲx2なのですが、千里の道も一歩からということで、着実に工程をこなしていく姿を見ると、逆に嬉しくなってくるから不思議です。

②工事エリア内にあって近いうちに廃止される市道の様子

「外環八潮パーキングエリア」の予定地は「東京外環自動車道」の北側へ約400メートルほどに敷地がありますが、そのほぼど真ん中に「八潮市」の「市道1208号」が東西に走っています。

現状では工事現場へのゲートがいくつか道沿いに設置されています。

当然ながら今後の工事では消え去る運命なのですが「県道102号」と「東埼玉道路(国道4号)」を繋ぐ、地元の方々にとっては生活道路なので、どげんかせんといけんということで…

③新しく付け替えられる予定の道路の現況

「八潮市立八條中学校」の南端をかすめるようにして、新しい道路を作り、廃止される「市道1208号」の代替として付け替える工事も行われています。(※恒久的な道路なのかは不明)

「八潮市」ではこのパーキングエリアを「北部拠点まちづくり」の中核的存在と位置付けていますので、地元をおろそかにすることはありえな〜いということですね。

おまけに、PA内の施設は、自動車専用道路の利用者だけでなく、一般道からも利用可能にするとのことですので。

基礎知識「東埼玉道路」とはなんぞや

東埼玉道路(ひがしさいたまどうろ)は、埼玉県南東部地域で供用・建設中の路線である。東北自動車道・常磐自動車道の補完を目的として建設され、全区間が国道4号のバイパス道路に指定されており、現在、一部区間の一般部(5.7キロメートル〈km〉)が供用されている。本道路のメインとなるのは未着手の自動車専用部(4車線)である。
埼玉県八潮市の東京外環自動車道八潮ジャンクション(仮称)から、埼玉県春日部市で国道4号および国道16号に接続する庄和インターチェンジ(仮称)に至る延長17.6 kmの地域高規格道路であり、1994年12月16日に計画路線に指定された。

by ウィキペディア大先生

 

出典:国土交通省関東地方整備局北首都国道事務所ホームページ

引き続きウォッチして参ります。

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