【レイクタウン8丁目】ほとんどの車両が一時停止する「歩行者に超優しい」信号機なし横断歩道〜「悪夢の抜け道」からの奇跡的大変身
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「JAF(日本自動車連盟)」さんの2022年度の調査によれば、日本全国の信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止率の平均は39.8%なのだそうです。
5年前の一時停止率がわずか8.5%だったことを考えれば目覚ましいマナーの向上!!(それでも6割の車両は停止しないということですが…)
ちなみに「埼玉県」においては平均以下の34.5%ということで、なんともビミョーな結果となっています。
しかし、ここ「レイクタウン」にその平均を遥かに上回り、ほとんどの車両が歩行者に道を譲る、信号機のない横断歩道が存在します。
しかもそこは、つい2年ほど前までは違法な横断が罷り通る「悪夢の抜け道」だったのですから、これはまさに「奇跡の大変身」です!!!
その場所は「レイクタウン8丁目」の「武蔵野線」高架近くの信号機なし横断歩道
これがその横断歩道、2022年4月に完成した当初の様子です。まあ巷でよく見かけるタイプの、なんの変哲もない横断歩道ですね。
ご覧の通りこの上なくシンプルで、歩行者用の信号機もありません。
ですけども、ここを通る車のほとんどは、歩行者の姿を見ると一時停止してくれるんです。(※画像が見づらくて申し訳ありません。間近で写真を撮るのは大変失礼だったので遠巻きからのショットになります。)
ブログ主自身が歩行者となって横断歩道に差し掛かった時も、車両の一時停止をしてもらいましたし、また他の日においてもそのシチュエーションは変わらず…
「日本野鳥の会」みたいにカウンター片手に計測したわけではありませんが、全国平均や「埼玉県」の一時停止率を上回っているのはほぼ確実。
おそらくは、全国トップ「長野県」82.9%をも上回っているのではないかと感じます。
かつてここは「悪夢の抜け道」だった!!
この観測された事実だけでも素晴らしいことですが、もうひとつ驚くのは、かつてここが「悪夢の抜け道」だったことです。
「越谷レイクタウン駅」へ向かう最短ルートがバリケードで閉ざされていたため、潜るは越えるはと、そこを歩行者が突破するのは日常の光景でしたね。
鉄道高架下に太い柱が存在し、ドライバー・歩行者双方の視界の悪さからの事故が懸念されたからです。
また、すぐそばには信号付きの交差点も既に存在し、至近距離に新たに横断歩道を設置することが難しかったこともその要因でした。
とは言え、バリケードがここまで形骸化すると、やはり横断歩道を望む声が高まってきて…当ブログで実施したアンケートにおいても
- すぐにでも必要だと思う 42%, 87 票87 票 42%87 票 - 総投票数の42%
- あれば便利だと思う 33%, 69 票69 票 33%69 票 - 総投票数の33%
- 無くてもいいと思う 23%, 48 票48 票 23%48 票 - 総投票数の23%
- 放置プレイ 1%, 3 票3 票 1%3 票 - 総投票数の1%
横断歩道設置に、実に約75%の肯定的な意見が得られたのです。
不安を拭い去った要因はこの道を利用するドライバーの経験値の高さか?
逆に「横断歩道の設置は逆に危険じゃね?」という否定的な意見も25%ありました。
ブログ主も肯定派ではありましたが、やはり頭の片隅に不安が貼り付いていたのは事実です。そりゃ人間ですもの。
しかし、蓋を開けてみれば「悪夢の抜け道」は「歩行者に超優しい信号無し横断歩道」へと奇跡の大変身!! まさに素晴らしいの一言です!!!
でもどうしてこうなったんでしょうかね?
この道を利用する車両の大半は、おそらく駅近にお住まいの人たち、または駅南口の学習塾への送り迎え、はたまた雨天時の駅への送迎と思われます。
つまり「イオンレイクタウン」への買い物客ではなく、頻繁にこの道を利用し、道の特性と危険性を理解しているドライバーが圧倒的に多いのではないのでしょうか?
ドライバーだけでなく、歩行者も自転車も共に、気をつけあってこの横断歩道の「奇跡の変身」を維持して参りましょう!!
(次のページ:道路と横断歩道などにまつわるエトセトラ)
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