1. TOP
  2. 施設
  3. 続続・「草加柿木フーズサイト」の「ビオトープ」にはどんな生き物がいるのか探してみた〜ちょっと目を離した隙にガマのジャングルが生い茂る!!

続続・「草加柿木フーズサイト」の「ビオトープ」にはどんな生き物がいるのか探してみた〜ちょっと目を離した隙にガマのジャングルが生い茂る!!

昨年2021年の3月に共用が開始された「草加柿木フーズサイト」の通称「親水公園」こと「柿木フーズサイト公園」。

2年ほど前のこの時期は、水を張ったばかりの田んぼのようだったこの場所が、今や向こう側も見えないほどの鬱蒼とした草むらに変貌を遂げています。

真夏に生い茂るガマのジャングルは生き物たちの宿となりて

身の丈を遥かに越える高さに成長した「ガマ」のジャングル!! 初めて見る人は、これがビオトープだとは気付きますまい!!


2021年4月末のビオトープの姿。2020年7月末のビオトープの姿。

実はこの「柿木フーズサイト公園ビオトープ」にはその開設時に、以前このあたり一面の田んぼだった頃に自生していた希少植物15種類を移植しており、そのうち12種類を2021年4月の時点で確認したということです。

でもまあこうなって来ると、外側からはちょっと確認が難しいですねえ。

ちなみにこの「ガマ」、見てくれは「フランクフルト」のようで美味しそうですが、実は本当に食べられるようです。ウィキペディア大先生(英語版)によると…

ガマ植物の多くの部分は人間に食べられます。植物が開花する前に、新芽の中の柔らかいものを絞り出して生で食べるか、調理することができます。

でんぷん質の根茎は栄養価が高く、トウモロコシや米に匹敵するタンパク質含有量です。
それらは100グラムあたり266kcalの小麦粉に加工することができ、ほとんどの場合、晩秋から初春に収穫されます。それらは繊維状であり、でんぷんは丈夫な繊維からこすり落とすか吸引する必要があります。

地下茎であることがある根茎から出てくる赤ちゃんの新芽は、摘み取って生で食べることができます。また、地下には炭水化物の塊があり、皮をむいて生で食べたり、ジャガイモのように調理したりすることができます。
この植物は、年間を通じてさまざまな部分を食べることができるため、サバイバルの専門家によって支持されています。汚染された水で育つ植物は、根茎に鉛や残留農薬を蓄積する可能性があるため、これらを食べるべきではありません。

若い茎の皮は剥がすことができ、中の柔らかい白い心臓は生で食べることも、煮てアスパラガスのように食べることもできます。
この食品はロシアのコサックの間で人気があり、「コサックアスパラガス」と呼ばれています。

葉の基部は、特に若くて柔らかい春の終わりに、生で食べることも調理することもできます。初夏には、成長中の緑色の花の穂から鞘を取り除くことができ、それを茹でて穂軸のトウモロコシのように食べることができます。

雄花が成熟する真夏には、花粉を集めて小麦粉のサプリメントや増粘剤として使用することができます。

さらには…

ガマは、マスクラットなどの湿地の哺乳類に頻繁に食べられます。マスクラットは、ガマを使って餌場や巣穴を作り、水鳥の営巣地や休息場所も提供します。

なにっ!! マスクラットとな!?

続×11・なんと!!イオンタウンとは線路向こう JR吉川美南駅の東口側にも素敵なものが爆誕するらしい〜 4コマ漫画「拝啓 マスクラット様」〜 橋も掛かるし洋菓子会社の誘致も決定!!

ちょっと脱線しましたが、話を元に戻しますと、一部、ガマを切り開いて調査をしたような形跡も見られました。

続・「草加柿木フーズサイト」の「ビオトープ」にはどんな生き物がいるのか探してみた〜初の生き物=カエルとタニシの存在を確認!!

でも、ブログ主はこのビオトープの今の姿も結構気に入っております。

何故ならば、水辺に佇んで耳を澄ませば、緑のスクリーンの向こうに、野鳥の面白い鳴き声を始めとした、生き物たちの息づかいが感じられるからです。

つまり、このガマのジャングルは、希少植物のゆりかごを作るという、草加市さんの思惑とは離れてしまったのかも知れませんが、多くの生き物たちの宿となっているわけです。

無闇に伐採したりしないですよね?

「柿木フーズサイト公園ビオトープ維持管理業務委託」は「大日本コンサルタント(株)」が落札

言わずもがな「ビオトープ」とは人の意志によって支えらている自然環境です。つまりそれを維持管理する人がいて成り立つものです。

当ビオトープにおいてもそれは例外ではなく、西側にある人口のせせらぎが水源=生命線となっています。

つまり、ここに水を送るポンプが故障したり、ヒューマンエラーで停止してたりすると、生命のゆりかごは全滅してしまうということですね。(実際のところ、2021年4月末の時点ではこの水辺は干上がっており、ブログ主をヤキモキさせてくれました)

ということで、草加市さんは「柿木フーズサイト公園ビオトープ維持管理業務委託」を外部委託したとのこと。確実に管理ができるという点で潔い判断だと思います。

一般競争入札では「大日本コンサルタント(株)」という、橋梁の受注高は国内トップを誇る建設コンサル会社が落札したようです。

引き続きウォッチいたします!!

「草加柿木フーズサイト」見取り図(開発中のもの)

(次のページ:「草加市柿木町」にまつわるエトセトラ