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続×61「東埼玉道路」自動車専用部工事の最前線2024年5月〜「八潮・草加」区間でボーリング調査が一斉に開始〜北端は「レイクタウン」の南570メートル地点に接近

「越谷レイクタウン」を貫く「春日部への道」こと「東埼玉道路」の工事の進捗をお伝えする本シリーズ。

自動車専用道路の下部工事が始まった起点「八潮市」のエリアでは、2024年3月末で一旦工事は終了。

「自動運転車両専用道路(BRT)」を連想させるコンクリート造作物を残して、重機や機材は撤収され静けさを取り戻しています。

しかし2024年5月、工事未着手だった「八潮市」「草加市」の区間で、ボーリング調査が一斉に開始されました!!

詳細設計のためのボーリング調査が「八潮・草加」の4箇所で一斉に開始!!

ちなみに「ボーリング調査」とは、建造物の地下の地盤がどのようになっているかを調べるために穴を掘ってサンプルを採取することです。(※当ブログでは度々登場しておりますね

つまり、高架(橋梁)となる「自動車専用部」の詳細な設計をするための重要なデータを採取し始めたということなんです!!

© OpenStreetMap contributors

大規模な建築物はその地下に杭を打ち込んで基礎を盤石にします。(これを杭基礎と言います)
杭基礎の先端は硬い地盤に食い込んでいることが望ましく、地盤の硬さを表す「N値」が50〜60であることが基準となっています。
この地下にある硬い地盤を「支持層」と呼び、「ボーリング調査」で「支持層」が地下のどのくらいの深さにあるかを見極めた上で、杭基礎を打ち込むということなんですね。
ちなみに本現場のすぐ近くにある「八潮市立八條中学校」では地下約50mに支持層があると言われています。さらに詳しくはこちらをご覧ください。
と、お勉強はこのぐらいにして各々のポイントを見てみましょう。

ボーリング地点A「草加東高校」交差点近く

「埼玉県立草加高等学校」を横目に「ファミリーマート草加ひがし店」のすぐ近くの交差点で行われているボーリング調査。

実に「レイクタウン」まであと570メートルの地点です!!

遠くに「ザ・シーズンズグランアルト越谷レイクタウン」の姿が見えているのがお分かりでしょうか?

ボーリング地点B「東埼玉資源環境組合 第二工場ごみ処理施設」近く

こちらは越谷市民には「リユース」としてお馴染みの「東埼玉資源環境組合」の「第二工場ごみ処理施設」の目の前の現場。「草加市柿木町」です。

「レイクタウン」まで1400メートルの地点です!!

ボーリング地点C「佐川急便川口営業所」近く

そしてここは「八潮市八條」の「佐川急便」さんの前の現場です。

現在、下部工はこの辺りまで進んでおり、その先へ工事を進めるための第一歩となる地点です。

「レイクタウン」まで1800メートルの地点であり「外環八潮PA」建設現場のすぐ近くです!!

ボーリング地点D「外環自動車道」のすぐそば

ここは一連の工事とに含めていいのか迷いますが「外環自動車道」のすぐそば「国道298」と「東埼玉道路」の交点での現場です。

各現場の工事は9月末には終了する見込み。そこから詳細設計がどのくらいで出来るかは不明ですが、そう遠くなく、いずれこのエリアには「杭打ち機」が勢揃いする光景が見られることでしょう。

「東埼玉道路」の概要

引き続きウォッチして参ります!!

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