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【株式会社デリモ】美味しい「麺」も作るが「人」も「未来」も作る〜そんな食品工場が「越谷レイクタウン」から30秒にあると聞き見学してまいりました!!

小売業がひしめく「越谷レイクタウン」のすぐ南側へ30秒、194,475平方メートルの敷地に広がる、食品工場を主体とした産業団地「草加柿木フーズサイト」

3000人規模の雇用を生み出すとの目標のもとに2017年から開発が始まり、現在は優良企業が徐々に入居しつつあります。

「レイクタウン5・6・7丁目」にお住まいの皆さんには馴染み深い「草加柿木フーズサイト」ですけども、おそらくそのほかの丁目、特に「JR武蔵野線」の北側のレイクタウンピープルにおいては「何それ?」レベルの認知度なのではないでしょうか?

しか〜し! 事実「草加柿木フーズサイト」を知らずとも、そこで生まれた美味しい食品の数々は、日々、確実にレイクタウンピープルのお腹を満たしてくれているのです。

今回はその中の1社「株式会社デリモ」さんの新工場にお邪魔して、コンビニやスーパーでお馴染みの調理済みレンジ食品「麺(めん)」の製造工程をくまなく見学させていただきました!!

美味しい「麺」も作るが「人」も「未来」も作る。それが「株式会社デリモ」さん。

さて、最近のレンジでチンして食べる麺は本当に美味しいですよね。

そしてそのバリエーションたるや、ラーメン・そば・うどん・パスタとめっちゃ幅広く、ありとあらゆる食のニーズにもバッチリ応えています。

今回ご紹介する「株式会社 デリモ」さんは、「ミニストップ」や「西友」「ライフ」「サミット」「カスミ」など錚々たる食品小売店に、その「調理麺」や「調理済みレンジ食品」を供給する会社なんです!!

そんな美味しそうな会社さんが「越谷レイクタウン」のすぐお隣にあるとなれば、これは見学させてもらわない手はありますまい!!

1948年に「草加市瀬崎町」で「栗田製麺所」として創業し、その後長らく「越谷市大沢」で操業してきた当社は、2022年2月に「草加柿木フーズサイト」に本社・工場を移転。同時に社名を「株式会社 クリタエイムデリカ」から「株式会社デリモ」に変更。
最近では自社ブランドにも力を入れ、新製品を続々と開発しております。


※画像をクリックすると「デリモブランド」の麺の数々が見られますよ。

また、当社は幼児教育や障害者雇用、高齢者雇用などでも新しいチャレンジを続けているまさに『美味しい「麺」も作るが「人」も「未来」も創る』ひとあじも二味も違う企業さんなんです。

【草加柿木フーズサイト】「おひさまレッジョ保育園」の見学会に密着取材してまいりました!!

さあ、美味しい「麺」と「人」とその「未来」を作る工程をウォッチしつつ、新鋭工場のディープな場所へと行ってみましょう!!

新型コロナに最もかかりにくい職場、それは「食品工場」と言われる理由

当たり前のことですが、人の口に入る食べ物を扱うわけですから、その衛生管理は徹底されております。

まずは何はともあれ、防塵服に着替えます。たとえブログ主のような素人さんであったとしても、食品工場に足を踏み入れるものの鉄の掟ですね、これは!!

【人】と【未来】をつくる事例 その1
防塵服クローゼットの隣に目をやると、何やら不思議なレターケースが置いてあります。



何っ!?「今週の宿題」??? (※学生時代の記憶に胸がざわめくブログ主…。)個々人のケースの中にはプリント(宿題)が入っており、提出期限までに提出するシステムのようですが…



実はこれ、外国人技能実習生の皆さんに、少しでも早く日本語を覚えてもらうための取り組みなんです。
日本に滞在できる限られた年限の中での技能習得には、日本語能力の向上はとても重要なこと。外国人技能実習生を単なる労働力として雇う風潮が問題視されている中、当社の真摯な姿勢が垣間見えますね。(※意外にも(失礼!)当の外国人技能実習生の皆さんには評判がいいようですよ)

こちらは「草加柿木フーズサイト」が一望できる、明るい食堂。

自社製品も格安で食べられます!!(いいな〜…でも社外に持ち出しちゃダメよ。)

そしてこちらが、工場の製造ラインへのゲートとなるエアシャワー。頭部、胴体、脚の3箇所の塵を吹き飛ばします。

まるで外科の手術室のように、非接触で洗浄液と流水が出てくる手洗い場。専用のブラシで爪の先まで丹念に細菌を除去します。

なるほど! これが『新型コロナに最もかかりにくい職場は「食品工場」だ!!』と言われる所以ですな。

【人】と【未来】をつくる事例 その2
またまた、壁の掲示物に目をやると「当社ではハラスメントを断じて許しません」の宣言が!!

ハラスメントの事実が3回累積すれば、たとえ役職者であったとしても、解雇の対象となる徹底ぶりです!!! 
ここにも「人」を大切にして、働きやすい環境を作ろうとする当社の姿勢が表れていますね。

これが「株式会社デリモ」の麺製造の心臓部だ!!

重々しい扉を開けたその先にあるのが当社の「麺」製造の心臓部。胸が高鳴ります!!

おお〜!! 大きく開けたこの部屋こそ「麺」そのものをつくる「製麺室」、いわば麺製造の心臓部です!!!
ん?でも何か部屋の奥の方が、一段と高くなっているような…

その解はこれ↑

この高みから、機械の開口部に投入されているのは麺の原料となる小麦粉などです。

その日の気温や湿度を考慮して、原料の配合比率を微妙に変化させるのが職人さんの成せる技!!

投入された粉は、練られ…

延ばされ…

更に延ばされ…

巻き取られ…

製麺のタイミングまで寝かされます。

そして、二つの麺生地のロールを合わせて圧延し、コシと食感を持たせます。

ラストは切られて、お馴染みの麺になるわけです!!

ちなみにこの打ち立ての麺はどこに行くかと言いますと、なんと、このままダクトを伝って下の階まで落ちて行って、茹でられちゃうという寸法です!!

麺を切るカッターの刃。ご覧の通りの細い麺用から…

きしめんのような極太用まで、様々な種類が揃っております。

「製麺室」とは壁で隔てられたこの一室。こちらは「蕎麦(そば)」専用の製麺室です。「そばアレルギー」の方のために、製造工程を明確に分離しているわけです。

もちろんスープだって自社製です!!

コンビニやスーパーに置く「麺」商品ですから、「麺」だけ作っておしまいという訳はありませんよね。

具材の野菜の処理だって手を抜くことはありません。もちろん味の決め手のスープだって!!

でっかい鍋で出汁を取っているところ。

野菜を煮込んだスープを濾しているところ。

トレイに移して粗熱を取ったらば…

マシンでパッケージします。

鋭い読者の方ならばお気づきでしょうが、新鋭工場の割にはマシンに年季が入っていると思いません?
実は「越谷市大沢」の前工場から持ってきたものなんです。手に馴染んだ道具を大切にする、クラフトマンシップ、これすなわちSDGsの極みですな。

麺を茹でたり焼いたり。そしてパッケージ。

「麺」商品の製造工程もいよいよ終盤です。ここでは生麺を茹でたり焼いたりしちゃいます。

こちらは麺を焼くドラム式のマシン。

こちらは、チヂミを焼こうとしているところ。ちなみにピザでもスイーツでも焼けちゃいます。

こちらは上の階の「製麺室」から出来立ての麺が落ちてくるところ。透明のチューブを通って行き着く先は…

麺を茹でるマシーンの中です。

茹で上がった麺は計量して器に盛られ、ベルトコンベアでラストスパート!!

スープのパッケージを入れーの。

かき揚げと薬味を乗せーの。


蓋を被せてラッピングして完成です!!

仕分けを終えた「麺」商品は、トラックで皆さんの待つ店頭へと運ばれていく訳です!!

いかがでしたか?

多様な素材が加工されて、最終的に一つの器として完成する様は、考え抜かれ、計算され尽くしたモノだけが持つ美しさがあります。

不肖、ブログ主。この見学の前までは、いわゆる食品工場の労働環境は過酷なんじゃないかとの思い込みがありました。

でも実際はご覧の通り。清潔で管理の行き届いた職場環境で、ハラスメントなどに煩わされることもなく働けることは、実に得難いことだなあと思う次第です。

おっと、もう一つご紹介したい工程がありましたっけ。

【人】と【未来】をつくる事例 その3
あらゆる料理は作っておしまいじゃないですよね。仕分け用のパレットだってキチンと洗って次に備えることが必要です。
本工場ではその洗浄のお仕事や、工場内の環境整備の業務を
「株式会社スマートFun」が請け負っています。
※社名の由来は「スマート=共生社会」そして「Fun=楽しくする」という当社の目的を現しています。障害者の皆さんがイキイキと働ける職場を目指して2019年に設立された特例子会社です。

100年企業を目指す「株式会社 デリモ」

本記事の最後に「株式会社デリモ」の「栗田美和子社長」曰く。

「草加柿木フーズサイト」への新工場の建設、本社の移転そして、コーポレートブランド(社名)の変更と、企業の一大事を一度期にまとめてやり遂げた当社です。

ゆったりめに仕上がった新工場は、一見すると(使用されていない)フリースペースが多いように思われますが、社員が(もちろん社長も)決まったデスクを持たないフリーアドレスの中で、さまざまな委員会活動に利用され、交代制勤務ですれ違いが多い社員同士のコミュニケーションを促す「余白」となっています。

例えば「100年企業」を目指す当社のスローガンは、長い時間をかけた社員同士の話し合いから生み出されました。

  • 高:企業価値をたかめて、高く飛躍する
  • 創:創造性豊かな企業を、創り飛躍する
  • 新:今までとは違う分野での成長と、新しく飛躍する

食を通してお客様と従業員の幸せを目指す、当社の次の新しいアイディアは、この工場の「余白」の中から発信されていくことでしょう。

これからも「株式会社デリモ」と「デリモブランド」をご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

調理麺をレンジでチンする時は、今までの違った感慨で臨むであろうブログ主。

100年間、引き続きウォッチして参ります!!

株式会社 デリモ



住所:〒340-0001 草加市柿木町宝1338番15
電話:フリーダイアル 0120-58-5840(土日・祝日を除く9:00〜17:30)
営業部 048-954-5858 総務部048-954-5853

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