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越谷レイクタウンって何ですか?(北の守護神–導水門)

賑わう越谷レイクタウンエリアから遠く離れて、人知れずその安全を守る北の守護神、導水門の紹介です。

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導水門は越谷レイクタウンエリアの北、元荒川と東埼玉道路が交差するあたりに建てられています。

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大雨などで水位が上昇した元荒川から、地下水路を経て大相模調節池に水を送り込むことで洪水を未然に防ぐ役割を持っています。
下の写真の左側が「浄化水門」。平常の水位の時にはここを開け閉めして大相模調節池の水位を保ちます。
右側が「越流堤」。水位が上昇してコンクリートの堤防を越えた水が大相模調節池に流れ込む仕組みです。

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導水門(下の図の赤い丸)を通り抜けた水は導水路(同、青い点線)を通って流れていきます。
長さは860m、内径5.6m、東埼玉道路に沿うように走る、地下水路です。

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導水路は上の図の紫色の丸で囲まれたポイントで大相模調節池の北池と接続しています。

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大相模調節池の平常時の水深は約1.5mほど。最大5mまで水位を上げることができます。
つまり増水時には3.5m分の水を一時的に溜め込むことができるわけです。容積では120万立方メートル(東京ドーム1個分)にあたります。

この施設がなければ大相模調節池はただの「ため池」になってしまうわけで、本当に重要な役割を黙々とこなしてくれているのです。まさに北の守護神。足を向けて寝られませんね。