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「越谷レイクタウン」の「みんなでつくる病児保育室 つむぎのおうち」に0.5日密着取材して参りました

子育て中の親御さんの心強い味方「病児保育室」。

その名の通り、保護者の方が仕事を休むことが出来ない時などに、「病気」、または「病気の回復期」にあるお子さんを、預かってくれる保育室のことですね。

実は2021年12月現在、この「越谷市」には3箇所の「病児保育施設」が存在します。

そのうちのひとつ、「越谷レイクタウン2丁目」に2021年10月オープンしたばかりの「みんなでつくる病児保育室 つむぎのおうち」にお邪魔して参りました!

「病児保育室」の新たなロールモデルを目指す「みんなでつくる病児保育室 つむぎのおうち」

「えっ?越谷市に病児保育室は3箇所しかないの!?」

そう、そうなんですよ奥様!!

総人口約345,000人(2021年11月のデータ)、12歳以下の子供たちは38,347人(2020年のデータ)が暮らす、この政令市「越谷」でわずか3施設ですよ。

その理由について「つむぎこどもクリニック」院長の吉岡 淑隆(よしおか としたか)先生は次のように語ってくださいました。

認定こども園を含め保育所に通う園児は約270万人。しかし、病児病後児保育施設は全国にまだ約1,800施設しかありません。病児保育がなかなか増えない理由は、まさに「赤字」。

病児保育は基本的に国・都道府県・市区町村から委託事業として補助金で運営をしますが、委託事業として行なっていても60~70%が赤字運営と言われています。

新しい病児保育の運営方法がなければ、なかなか病児保育は増えず「預けたい時に預けられる」状態を作り出すのは困難です。

新しい形の病児保育運営に、まずは自分から挑戦しようと、病児保育室を必要としている子育て世代の方々が安心できる未来に向け、ロールモデルとして「みんなでつくる病児保育室」を体現することにチャレンジします!

なるほど!! 行政の補助利用者・地域・企業が一体となって支える「病児保育室」を目指し「クラウドファンディング」を主体とする「寄付」や、年会費(いわゆるサブスクリプション)で運営される、新たな「病児保育室」を目指しているんですね。

「つむぎのおうち」のとある0.5日を密着取材!! 「病児保育室」ってこんな場所。

「病児保育室」が抱える課題が真実であるならば、「越谷市」のリアル子育て世代のパパママのほとんどは「病児保育室」について知らない、もしくは利用したことが無いということになりますね。

まあ、ブログ主だって何も知らないので偉そうなことは言えません。

と、言うわけで本記事では「つむぎのおうち」のある0.5日に密着して「病児保育室」ってこんなところなんです!!とご紹介することにいたします。

初めてのご利用の参考になれば幸いです。

長文を読むのがつらいわ〜という貴殿は上の動画をご覧ください。カップ麺が出来上がるまでの、3分33秒で「つむぎのおうち」を速攻解説いたします。
あ、もちろん詳しい内容は「つむぎのおうち」のホームページを要チェックですよ。

1)まず予約する

病児保育室のWeb予約サービス「あずかるこちゃん」にアカウントを作成し、予約やキャンセルをおこないます。

ちなみに「越谷市」に限らず、市外の方でも利用ができます!

「つむぎのおうち」は市からの補助金を受けない=委託事業ではないので、越谷市以外の方でもご利用ができます。

10月から延べ100名以上のご利用があり、約1割が市外からのご利用となっております。
くどいようですが、ご利用方法の詳細は「つむぎのおうち」のホームページをご覧ください。

2)診察を受ける(当日受診の場合)

当日受診の場合は、まず「つむぎこどもクリニック」で診察を受けから「つむぎのおうち」が利用できます。(既に受診されている場合は朝8:00から利用可能です。)

先生の診察を受けて…

OKならば、いよいよ「つむぎのおうち」へ向かいます。

3)「つむぎのおうち」で受付

「つむぎのおうち」は「つむぎこどもクリニック」と同じ建屋の2階です。ただし、入り口は別々ですので一旦外へ出て、建物に沿って左側へと回り込みます。

ここでインターホンを押して、扉を開けてもらいましょう。

エレベーターで2階へ。

エレベーターの左には広い階段もあります。上がったりおりたりするときは、しっかり手すりをつかんでね!

こちらがエントランス。左の「ぺんぎん」が受付です。
壁面にはクラウドファンディングで協力をしていただいた個人や企業の名前が刻まれております。
ここまで来れば、あとはお子さんは保育士・看護師の皆さんが引き受けてくれます!!

3)室内と保育の様子

施設の最大の特長は「全面床暖房」でしょう!! 木枯らしが吹く季節でも、これならば体調が悪いちびっこも快適に過ごせますよね。

魅惑的なおもちゃの数々が、ちびっ子のハートを鷲掴みです。

スタッフは保育士5名・看護師1名。利用者(児)の状態や諸データをミーティングで共有します。

あまりに快適で、なんか「病児保育室」であることを忘れそうですが、お薬もキッチリ。

もちろん検温もしっかり。

そんなこんなで、すぐにお昼になりましたよ。当室のお弁当はアレルゲンフリーに配慮しています。

おお!! お見事な食いっぷり!!!

ま、好き嫌いは誰にでもあるさ。

お昼ご飯を食べたら「つむぎこどもクリニック」に移動して、お鼻を吸引です。鼻が詰まっていたら息苦しくてお昼寝できないですからね。

経験値1,000,000超えの「魔導士(保育士)」が睡眠魔法を発動します!!!

さあ、ママのお迎えを夢見ておやすみなさい…。

と、ブログ主の半日密着取材はここまでとなります。

「病児保育室」って戦場みたいな場所だとばかり思っていたブログ主。正直なところ、ここまでアットホームで穏やかな所だとは夢にも思いませんでした(反省)。

みんなでつくる理想の病児保育室が、コンプリートするその日まで、引き続きウォッチしてまいります。

そして願わくば「レイクタウン発」の新しい「病児保育室」のロールモデルが全国に普及しますように。

みんなでつくる病児保育室 つむぎのおうち


〒343-0828 埼玉県越谷市レイクタウン2-2-6
TEL:048-989-2600
HP:https://tsumugi-ouchi.jp/
FB:https://www.facebook.com/tsumuginoouchi/

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