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「草加柿木フーズサイト」の「ビオトープ」にはどんな生き物がいるのか探してみた!!

レイクタウンピープルにとって「ビオトープ」と言われて思い浮かぶのは「大相模調節池北池」に設けられた緑あふれるエリアですよね。

でももう一つの「ビオトープ」が「越谷レイクタウン」界隈にあるのをご存知でしょうか?

2021年夏の只今、絶賛工事中の「草加柿木フーズサイト」の西エリア、すなわち「東埼玉道路」の西側の造成地の最も北側に設けられた「親水公園(仮称)」の中に、それは存在します。

正真正銘の「草加市」でありながらも「レイクタウン6丁目」から徒歩3秒に広がる水辺をご紹介するとともに、そこには一体どんな生き物がいるのかを覗いてきました。

「草加柿木フーズサイト」の「親水公園」にも「ビオトープ」があるんです!!

そもそも「ビオトープ」って何やねん?と言う方はこちら↓↓をご覧ください。

ビオトープとは生物の住息環境を意味する生物学の用語であるが、前述の通りドイツで生まれた概念であり、ドイツ連邦自然保護局ではビオトープを「有機的に結びついた生物群。すなわち生物社会(一定の組み合わせの種によって構成される生物群集)の生息空間」と位置づけている。別の表現をするならば「周辺地域から明確に区分できる性質を持った生息環境の地理的最小単位」であり、生態系とはこの点で区別される。つまり、ビオトープ(環境)とその中で生息する生物群集(中身)によって、生態系は構成されていると言うこともできる。日本においても自治体が行う事業に「ビオトープ」という語を用いる場合にはこういった発想が一般に援用されている。

by ウィキペディア大先生

ちょっと小ぶりだけれども芝生に囲まれた綺麗な水辺とせせらぎ

簡単に言えば、日本でも開発が進むたびに自然が失われていく反省から、生態系の最小単位を維持する様な形で設けられたエリアのことですね。

「越谷レイクタウン」で言えばもちろん「大相模調節池北池」のそれですし、「レイクタウン」と並ぶニュータウンである、あの「西大袋」にも「越谷市西大袋土地区画整理調整池」も「ビオトープ」と呼んで相応しいエリアが存在します。

低地である越谷ですから、開発には田んぼを埋め立てるケースが多いので、その後に治水のために作られる調整池などに、水辺と緑のエリアが設けられるわけです。

「草加柿木フーズサイト」見取り図(開発中のもの)

「草加市」であっても道理は全く同じで「草加柿木フーズサイト」の開発によって失われた、水田の名残のような物を「親水公園」の中の調整池に作り上げたと言うことです。

そうそう「草加市」には「草加公園」の水辺に巨大なビオトープが存在しますね!!

見取り図と上の写真でお分かりの通り、ちょいと小ぶりではありますが、芝生のエリアに、浅い水辺とせせらぎが用意されておりますね。

写真左が「レイクタウン6丁目」右が建設中の「草加柿木フーズサイト」です。

と、なると気になるのは、その中の生き物たち

張り紙にはこう書いてあります。

このビオトープにはもともと草加に住んでいる野生の生き物が暮らせる場所として作られています。無断で植栽したり、放流したりすることを禁止します。

草加市

ってことは、何かしらいきものが生息しているってことですね!! いきなり胸熱になるブログ主。

スマホを片手に湖畔をうろつくブログ主。浅瀬の水は澄んでいて、生き物の姿を捉えるには絶好のコンディションです。

でも、中々見つからないなあ…。水草はあります、それも沢山。昆虫はアメンボのようなのがほんの数匹。おかしい?ブログ主の目はもしかして節穴だったのか?

でも水棲生物の姿が見当たらない!! 探し回ること30分、カエルの一匹すら見当たりません。

実は、この「ビオトープ」で生き物を探したのは3回目。最初は「親水公園」がオープンした3月。次に6月と7月。執拗に水辺を徘徊する不審者になりきって捜索しましたが、結局生き物は見つかりませんでした!!

それでは何故、本ビオトープには水棲生物の姿が見当たらないのだろうか?

こんなに素敵な水辺なのに、水棲生物が居ないのはどうしても解せませんねえ。そして周囲を見回してみると…

こちらは「ビオトープ」の西側にあるせせらぎです。地下にある水路から水を汲み上げて、人口的な小川を作っています。

このせせらぎのように「ビオトープ」もまた地下の水路から水を汲み上げて、池を再現している様です。

「大相模調節池」のように「元荒川」や「中川」に繋がっていればいずれ、魚が住み着くのは必然です。実際にウナギだっていますからね。

【感激】2018年5月20日 大相模調節池でついに「越谷レイクタウンのウナギ」と接近遭遇

でもポンプで水を汲み上げる方式では、近くの農業用水路から生き物が入ってくるのは中々難しそうです…。

これは時間が解決してくれるのでしょうか?それとも「草加市」さんが何かしらの放流計画を立てているのでしょうか?今のところは何も分かりません。

そして「ビオトープ」は夏にして草木深し

2021年も本格的な夏を迎え「ビオトープ」の水辺には葦などの背が高い水辺の植物の姿が見られるようになってきました。

と、なると鳥たちの隠れ家としてはいい環境が整いますね。

あとは白サギさんとかが、その辺の田んぼからドジョウやタナゴやタニシなどを捕まえてきて、放流してくれないかと期待しております。人間はやっては行けないので、野生生物ならOKでしょ?

いや、ほんの冗談です。でもちょっとだけ期待(妄想)してます。

引き続きウォッチいたします!!

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