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「越谷ファイヤーフライヤーズ」による「ファイヤーフライヤーズ」のための「ホタル幼虫簡易上陸装置」づくりが行われました!!

(写真提供:写真家 山崎弘義氏)

「越谷ファイヤーフライヤーズ」って何?「越谷アルファーズ」の間違いじゃないの??』

訝しがる貴殿は聡明です。お察しの通り「越谷ファイヤーフライヤーズ」なるワードはブログ主の造語なのですから。

ホタルは英語で「firefly(ファイヤーフライ)」、そしてその養殖家のことを「ファイヤーフライヤー」と呼ぶそうです。

2022年の春、その越谷のファイヤーフライヤーズによる、ファイヤーフライヤーズのための、越谷のホタルの灯火を受け継ぐ集いが行われました。

2022年5月1日「こしがや能楽堂」でホタルの簡易上陸装置作りが行われました

「越谷ファイヤーフライヤーズ」とは地元プロバスケットチームのことではなく、すなわち「越谷のホタルを育てる会」のこと。

「越谷のホタルを育てる会」とは、コロナが流行る以前には、夏の風物詩として毎年5000人近くの観客を集めた「花田苑ホタル観賞の夕べ」を開催した「越谷」のホタル繁殖の総本山です。

この2年程は(そして今年も)、新型コロナのおかげで、育て上げたホタルを多くの人にお披露目する機会も失われてしまったわけですが、ホタルたちがいなくなってしまった訳ではありません。

ゴールデンウィーク真っ只中の2022年5月1日、今年もまた「越谷のホタルを育てる会」の会員たちが集い、ホタルの光を受け継ぐための作業を行なったという訳です。

この日メンバーが作るのは「ホタル幼虫簡易上陸装置」。使用するのは水苔、赤土、ネット、キッチンペーパー&小さな虫カゴです。

ホタルの幼虫はサナギになるために水中から上陸をするのですが、この装置はその状況を家庭で再現するための仕組みです。

先ずは、「越谷のホタルを育てる会」の役員さんから、約20人の参加者にレクチャーが行われ…

「越谷レイクタウン」からも「ホタルマスター」とその仲間たち10人ほどが参加しました。

続いていよいよ実制作に突入です!!

最初に観察用の虫カゴの底に赤土を入れ、その上にキッチンペーパーを敷きます。

さらにその上から湿らせた水苔を詰めて、ネットを被せて完成です。とっても簡単!!

自作した装置を抱いて、ホタルの幼虫を迎え入れる順番を心待ちにする会員の皆様。

こちらがサナギになる直前の5令幼虫の皆様。

スポイトでちょいと吸い取って装置の中へ。

あとは湿り気を絶やさないように気をつけながら、3〜4週間でホタルの成虫が現れて、自宅でホタルの光を楽しめるという、贅沢極まりない試みです。

2020年の七夕を前にブログ主邸に灯ったまばゆい「ホタル」のともしび

ブログ主も本装置を頂いてきましたので、羽化したらご報告致します!!

「越谷レイクタウン」有志によるホタル飼育日誌も紹介されました!!

先にお話しした通り、この日の集まりの約半数はレイクタウンピープル。

「越谷のホタルを育てる会」で、長らくホタル繁殖を担ってこられた中心メンバーの方々の高齢化による技術の継承が大きな課題となっております。

そこで「越谷レイクタウン」からは、ご存知「ホタルマスター」中心に老若男女からなる有志が、ホタルの飼育に取り組んでいます。

街びらき10周年を機にスタートした「越谷レイクタウン」にホタルを自生させる試みもまた、コロナの影響を受けて、表向きのイベントなどは出来なくなってしまいました。

ですけどもこうして、その活動が脈々と有志の手によって受け継がれているのは、本当に素晴らしいことです!!

ここで得られたノウハウがいずれ、眩い灯火となって七夕の夜を彩る日もそう遠くは無いと確信するブログ主です。

引き続きウォッチします!

(次のページ:「レイクタウンのホタル」にまつわるエトセトラ