【レイクタウン七不思議:其の壱】幻のスクランブル交差点!?〜路面に描かれた謎の紋様
X紋様の正体を妄想する3つの仮設!
それではいよいよ、このX紋様は何者かを妄想してみることにしましょう!!
仮設1)工事途中でスクランブル交差点の計画が変更となり急遽取り消した説
まず最初に思い浮かぶのは、スクランブル交差点の工事の途中で、何らかの事情によりそれを取り消したのではないか?という仮設です。
しかし、ここまでご覧いただいたように、本交差点を利用する歩行者もまだまばらな2014年以前から存在していることを考えれば、説得力を失いますね。
そしてこの紋様のエッジの鋭さをご覧ください。路面を修正する方法は①削り取る②塗りつぶすと2種類ありますが、いずれを実施してもその境界部分はぼやけたものになりがちです。
そして、さらに拡大して見ると、路面の上からわざわざ色の濃いグレーのアスファルトを、接着性の樹脂のようなものでくっつけた形跡があります。
仮設2)地下に何か得体の知れないものが埋まっている説
次に考えたのは、水道管やガス管、ケーブルのなどの埋設が後から行われたのではないかという仮設です。
昨年オープンした「スシローレイクタウン店」の駐車場の地下にも、人知れずこんなものが埋まっております。(おそらくは地盤沈下対策と思われますが)
この説については「無い」とは言い切れませんが「越谷レイクタウン」のように計画的に作られたニュータウンでは、あらかじめ対策を施してあると考えるのが妥当でしょう。
2011年の東日本大震災でひび割れなどが生じて、それを修復したのか?とも考えましたが、X紋様である必然性がないので却下。
仮設3)交通安全上の何らかの視覚効果をもたらす意匠説
そして最後に行き着いたのは、これは交通安全のための視覚効果なのでは?という説です。
ただし、このような紋様の事例は執拗にググっても見つかりません。「越谷市」の様々な交差点を探しましたが、似たような箇所は皆無でした。
ですが、上の写真の消えかけた白線が示す通り、道路表示とX紋様明確に塗り分けられており、計画的に描かれたことがわかります。
とするならばその目的は何か?
写真ではわかりにくいですが、実はこの交差点は中央部分がかなり盛り上がっております。
特に西方向へなだらかな下り勾配があるのです。
盛り上がりの頂点とこのX紋様のクロスするポイントはほぼ一致していることから、これはドライバーに対して視覚的にそのことを知らせるサインではないかと妄想いたします。
完全に一致しないまでも『シークエンスデザイン』と呼ばれる交通安全対策がそれに近いのではないかと思うブログ主です。
『シークエンスデザイン』とは、幾何学模様がもたらす視覚効果が、ドライバーに対して道路状況の変化を感覚的に伝えることにより、スムーズで安全な運転ができるようにするものです。
いずれ機会があれば、その真相を関係者にインタビューしてみたいと思うブログ主ですが、その時までは「レイクタウン七不思議:その壱」として謎のままにしておきましょう。
引き続きウォッチして参ります。