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「越谷相模町郵便局」の50周年を記念する新しい「風景印」が2020年4月1日に登場!! 〜 その制作の一部始終を公開 〜 そしてその作者はえっ?まさかのあの人!?

僭越ながらブログ主「風景印」その制作の一部始終を大公開

勿体つけてスミマセン。実はこの図案を制作したのは私「越谷レイクタウン散歩」のブログ主なのでございます。

「ずっと昔の家康ちゃん以来、阿炎ちゃんとか、べ瓶ちゃんとか、いろんな人が当山にやってきたけど、なんか最近、近所でブログ書いてる変な奴が面白そうだから一丁、描かせてやってみるかー」と「不動明王」が思し召したかのかも知れませんね。

「越谷大相模郵便局」の局長様から「開局50周年記念 風景印」図案作成のお声がかかったのは2019年10月初旬のことでした。

「風景印」そのものは数多く存在し、図案などもインターネットで検索すればすぐに見つかるのですけども、その制作過程を記したものはほぼ皆無です。と、いうことで郷土の記録として記しておこうと思います。

2019年10月中旬「素案」を提出

制作にあたっては郵便局長様と「大相模不動尊」御住職様のご意見を取り入れながら進めていくことになりました。(そのほか地元のオピニオンの方々、市議会議員もオブザーバーとして加わっていただきました。)

「大相模不動尊」と言えば、「不動明王像」「金剛力士像」「山門」「節分祭の福の神と鬼」などが想起されます。その全てを直径36mmに盛り込むことはとても無理。

まずはそれぞれの特徴を組み合わせた、素案(ラフスケッチ)を制作して打ち合わせに臨みました。

普通の消印は黒ですが、「風景印」のスタンプ色は「鳶色(とびいろ)」いう、専用色です。

2019年12月初旬「最終案」を提出

素案での検討の結果「不動明王像」をメインにして「山門」「金剛力士像」と組み合わせる方針が決まりました。最終案として2通りの図案(全部乗せ案とシンプル案)を作りました。

巷の「風景印」を拝見するとモチーフである風景の「名前」などはあまり表示されていないことが多いようです。今回は「御朱印」のイメージを醸し出したくて、あえてドーンと真ん中に配置してみました。

2019年12月中旬「決定稿」に到る

最終的に、面積の制約を考慮して「不動明王像」と「山門」の組み合わせが採用されました。また、スタンプでは再現不可能なディティール(陰影を表現する細い線)は省略してできるだけシンプルな「線画」として仕上げています。

(次のページ:コレクターズアイテムとしての「台紙」も制作