2020年1月10日「東方西口遺跡(ひがしかたにしぐちいせき)」の発掘調査現地説明会に行ってきました
遺跡の発掘はまさに職人芸の極みだった!
一見、さも当たり前のように広がる遺跡ですが…
齢XX歳にして初めて「遺跡」という物のリアルに触れたブログ主、この発掘現場の見事な切削面を見て思わず唸ってしまいました。
というのもこれらの地表面は、決して適当に掘って得られる物ではなく、上の写真のように作業員の方が手作業で、遺跡と堆積物の境界を破壊しないように薄〜く薄〜く削り取った賜物だからです。
説明の市職員さんが指し示すのが、遺跡とその上に積もった堆積物の境界です。土の色が違っているのがわかりますよね。
まさに530年前に触れるっ!の図。
ちなみに棒が指し示すポイントの上部は、保育所の工事のため持ち込まれた盛り土。
まさか本当の地表から僅か20cm地下に遺跡があったとは、お釈迦様でも気がつかないところでしたね。
まさか本当の地表から僅か20cm地下に遺跡があったとは、お釈迦様でも気がつかないところでしたね。
日も傾いて、参加者の皆さんがかじかんできた17時近くに、今回の発掘調査現地説明会(午後の部)は終了となりました。
今後は2020年1月30日で発掘を終了し、埋め戻された後に新しい「大相模保育所」の建物が建てられる予定です。
また、建物が建たない場所、つまり園庭や通路のエリアは今回の発掘対象とはなっておらず、そのまま埋蔵された状態で保存されるということです。
引き続きウォッチしま〜す、とは絶対言えない「一期一会」の発掘調査現地説明会。ブログ主は貴重な体験をさせて頂いてとても幸せです。
発掘に携わった関係者の皆様、本当にありがとうございました。