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続・越谷レイクタウンのすぐ南側の草加市側に産業団地の計画が浮上

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※出展:埼玉県ホームページ

去る、2017年7月9日、越谷レイクタウンのすぐ南の草加市側に予定されている産業団地の地元の説明会に顔を出して参りました。 その名も『事業概要・都市計画手続き説明会』。
結構多くの方々が参加していましたので、内容を伝え聞いている方も多いと思います。
当ブログでは、記録の意味も込めて要点を記載してみます。 


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※出展:埼玉県ホームページ

本産業団地の敷地は、越谷レイクタウン地区の南側の草加市柿木町に予定されています。
ここは越谷市と草加市の境にあたりますが、そのエリアには水辺を活かした約6,000m2の広さ(小学校の約半分ぐらいの面積)の公園=北側調整池(上の画像)を作るとのこと。この辺はブログ主の妄想がビンゴしてました。

事業年度:2017年度〜2019年度(建築開始は2020年度)
総工費:約137億円
施工面積:約19.4ヘクタール
分譲予定面積:約16.4ヘクタール

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そもそも本産業団地が地元にもたらす最大のメリットは雇用の創出で、県の目論見では雇用者全体の8割ぐらいは地元から受け入れたい意向です。
この辺りは、県の少子化対策への考えが根底にあるようで、県南地域は人口こそ増えているものの(県北は人口減少)出生率は低下傾向にある原因のひとつが、働き方にあるのではないかとの仮説に基づいています。つまり、至近に職場がある環境を作ることが必要ということです。

また、埼玉県南地域の交通アクセスの良さを活かして優良企業を誘致しようという考えです。
外環自動車道の東側の工事区間、三郷南〜高谷が開通すれば、東京ディズニーランドへ等へのアクセスが良くなりますし、西もいずれは東名高速に繋がりますしね。東埼玉道路も吉川以北への用地買収も徐々に行われているとのこと。

誘致する企業の業種は、工業用水を利用する食品製造業または製造業。
つまりはここで生産した食品を東京へ輸送するのに一番適した立地ということです。

気になる道路事情ですが、東京との輸送ルートが主となるため、基本的には越谷レイクタウン側には輸送車両は通らない計画。(まあ、100%はありえないですけどね。)
各企業敷地への入り口は、産業団地内の道路に設けて、東埼玉道路や県道102号には設けないことで、近隣住民の歩行者保護を考えているようです。

この説明会内での明言はありませんでしたが、柿の木地区には工業用水向けの浄水場がありますので、その活用もあるのでしょう。

同様に産業団地から排出するゴミは、同じく柿木町の「リユース第二工場」での処理を見込んでいます。

現在は市街化調整区域であるのを市街化区域に編入した上で、工業地域として用途地域を指定します。
住宅や、生コンクリート工場、産業廃棄物処理場、自動車修理工場などは建築できません。
建築物の高さ制限は、東埼玉道路を挟んで東側の敷地では高さ31m以下、西側では25m以下です。
つまり、2020年からは、レイクタウン第5公園からの草加市民花火大会の見物は出来ない公算が極めて大きいといえますね。(とても残念)
逆に言えば、2017年から2019年は、草加市側の田んぼは造成によって消滅するものの、花火はまだ観覧できると思われます。

なお建築される建物の形態または色彩、その他意匠の諸条件は草加市の条例に準じます。

企業の誘致はすでに開始されているようで、興味を示している会社も幾つかあるようです。
どうせなら大手安定優良企業に来ていただきたいものです。

これからも全く目が離せませんね。