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New吉川橋建設の2019年9月の進捗状況〜組み上げられた橋桁が橋脚の上に移動!!

実は物凄い「クローラークレーン」の威力

「New吉川橋」の建設現場で活躍するこちらのクレーンは「クローラークレーン」と呼ばれるタイプです。「クローラー」とはすなわち履帯、つまりキャタピラーのこと。要するにエンジンとキャタピラーを備えて、自力で移動できるクレーンです。

写真から推定するとこの車両は、IHI社製(現在は加藤製作所)のCCH-2000という型番と思われます。吊り下げ能力は200トン!!

200トンの物体というのはどのくらいのボリュームなんでしょうか。上の動画は2020年東京五輪で体操と、パラリンピックでボッチャの会場となる有明体操競技場の建設現場で、重さ200トンにも及ぶ競技場の屋根をワイヤで吊り上げる作業の様子です。(注:クローラークレーンで吊り下げている事例ではありません。あくまで200トンの物体のイメージとしてご覧ください。)この屋根を支える木アーチ梁はなんと88.8m!!

もう一つの事例は「名古屋第二環状自動車道」で長さ75.8m/重さ422トンの橋桁を吊り下げて設置している様子。使用しているクローラークレーンは日本で最大級の最大荷重能力を誇るドイツ リープヘル製「LR11350」。

ブログ主が想像していた以上に、クローラークレーンの威力は凄くて、日本の至る所でその力を発揮しているんですねえ。

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