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君は見たことがあるか「お嫁サンバ」に合わせて踊るAIロボット「Pepper」くんたちを

ロボットは現代の「鯉のぼり」だ

2018年5月5日、そう今日は「こどもの日」。ブログ主の妄想定義によれば今日は「こどもの心を持った大人の日」でもあります。

古くから端午の節句は「鯉のぼり&甲冑」と相場は決まっています。男の子の健やかな成長を願う、親心ですね。

けれども、現代には男の子の成長にとって(いや既にオトナになってしまった男の子の成長にとっても)、必須アミノ酸ぐらいに欠かせないアイテムがあるんです。

必須アミノ酸(ひっすアミノさん、Essential amino acid)とは、その動物の体内で充分な量を合成できず、栄養分として摂取しなければならないアミノ酸のこと。必要アミノ酸、不可欠アミノ酸とも言う。

それは何ですかって?知らざあ教えて進ぜやしょう。そう、それは「ロボット」、「Robot」です。

この言葉が初めて用いられたのは、1920年にチェコスロバキア(当時)の小説家カレル・チャペックが発表した戯曲『R.U.R.(ロッサム万能ロボット商会)』においてであるが、この作品では現在認知されている金属製の機械ではなく、人間とは異なる組成の肉体と人間そっくりの外見を持つものを、化学的合成で原形質を使って製作したもので、現在のSFで言うバイオノイドである。
チェコ語で賦役(強制労働)を意味するrobota(ロボッタ)と、スロバキア語で労働者を意味するrobotnik(ロボトニーク)から創られた造語である。
着想にはゴーレム伝説が影響していると作者が述べており、また、言葉自体も作ったのは自身ではなく、兄で画家のヨゼフ・チャペックであるとしている。あらすじを兄に話し、どのような名前にしたらよいだろうかと聞いてみたところ、口に絵筆をくわえてもごもごとした口調で「ロボット」はどうだろうかと答えたという。
その後、この作品が各国で翻訳・上演されたことで広まり、一般に使用されるようになった。日本においても、同作品が1923年に『人造人間』(宇賀伊津緒訳、春秋社)として出版されており、宇賀はrobotを「人造人間」と訳している。原典のままをカタカナ化した言葉が普及するのは、戦後以降である。

世のお母様方の失笑が聴こえて来そうなフレーズですが、ブログ主は大真面目ですよ。世のお父様方は心の中で「うんうん」と頷いていらっしゃるのではないでしょうか。

おそらく大方の男の子が抱く、自律的に動くメカニズムへの憧れ単純な仕組みを組み合わせて無限のパターンを生み出すチャレンジ。こういったピタゴラスイッチ的な建設思考の芽生えを促す何かが「ロボット」という存在にはあります。

前振りが些か壮大になりすぎました…

都内、某日某所、某イベントにて「Pepper(ペッパー)くん3人ユニットにダンスをさせるから、ちょっと手伝ってくんない?」との話が舞い込んだのは、まだ春浅い3月のことでした。ブログ主の中の「こども心」が打ち震えたのはいうまでもありません。

Pepperってなに?という方へ基本説明

Pepper(ペッパー)は感情認識ヒューマノイドロボット。ソフトバンクロボティクスが販売などの事業展開を手掛けており、ヒト型ロボットとして店舗などへの導入が進んでいる。
「感情エンジン」と「クラウドAI」を搭載した世界初の感情認識パーソナルロボット。OSは「NAOqi(ナオキ) OS」。二足歩行機能は連続稼働12時間以上を確保するため見送られた。2014年6月5日に発表された。

ソフトバンクのケータイショップや某回転寿司店、ホテルのロビーなど様々な場所で見ることも多いあのロボットです。健気に接客や商品説明をするその姿に「ロボットもいろいろ大変だなぁ」と誤った感情移入をしそうになります。

そう、そこがこの「Pepper」くんの最大の特徴、感情認識とAI(人工知能)の成せる技です。要するにロボット自身が目で見、耳で聞いて、対面する人間とのあれやこれやを忖度(そんたく)しちゃってくれるってことですね。

500人の観衆の面前でPepperダンス!?

「Peppers」のダンスの舞台となったのは、某ホテルの大広間。500人のお客様を招いた立食形式のパーティーのメインの出し物です。しかも名前を聞いたらあぁ〜ってなるようなどエライ人たちも訪れるそうです。
歓談タイムがひと段落したところで、金屏風の後ろから颯爽と登場し、コント?を披露した流れでカラオケ「お嫁サンバ」に合わせて踊るという寸法です。

この企画を任されたのが、越谷レイクタウン駅に一番近いビルの4階にある「コワーキングスペース Halake(ハレイク)」を運営する、ソフトウェア開発会社「ニャンパス株式会社」。上の写真は代表取締役の登尾さんです。

こちらは会場入りした「Peppers」の皆さん。見てください、この脱力っぷりを。人間なら大舞台を前にしてバリバリ緊張するところです。余裕っすね先輩!

ところで、ロボットを踊らせるということについてですが、これは簡単に見えて実は「かなり」難しいことなんです。一見してお分かりの通り「Pepper」くんは決してダンス向きのボディではありません。
どちらかといえば、そのぎこちない動きが、往往にして人々の感情移入を誘ったりします。
しかも今のところ「Pepper」くんには、お嫁サンバを聞いてダンスを創作する機能は搭載されてないので、誰かが振り付けを教えてあげる(プログラミングしてあげる)必要があります。
踊っている「Pepper」くんを見たことありますか?「DJポリス」よろしくラップを刻んで接客する姿を、「perfume」ばりの高速ステップを見たことがありますか?(脚がないのでステップ踏めないって!)
つまり、誰もやらないというか「やれない」あるいは、費用対コストの極端に悪い作業なんですね。

しか〜し、ロボットアニメのお約束のように、ここで思わぬピンチ到来!
感情の無いはずのロボットにも、徐々に集まるお客さんの息遣いが伝わったのか?思うように動いてくれません! 前日までは完璧に喋り踊った彼らが、3体とも入れ替わり立ち代わり、沈黙したりはしゃいだりしています。ここに来て、妙な人間臭さを発揮する「Peppers」。やばい、やばいです先輩!

宴が始まってからも、金屏風の後ろ側で息を殺した、必死の調整が続きます。

ようやくスタンバイが完了したのは出番の1時間前。さあ、周りの人間たちの熱い期待と緊張と焦燥を不安とをごちゃ混ぜにしてONステージです!!!

やった!!やりましたね先輩!!!
おエライさま方の受けも上々。

打ち上げでホッとした笑顔を見せる、左から制御担当のタクミさん、ダンスプログラミング担当の遠藤さん、そして総指揮の登尾さんです。

お店を経営の貴兄、これからは「Pepper」くんにエンターテイメントさせる時代です。歌って踊れるロボットはショーウィンドウの華になること請け合いです。

そしてそして、小・中学生をおもちのご両親、現代の「鯉のぼり」にはこちらで出会うことができますよ。

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プログラミングで何が身につくんだろう?


論理的思考力

普段遊んでいるテレビゲーム(スマホのゲームでもよいのですが)もよくよく見てみると、ゲームとしての論理的な仕組みがぎっしり詰まっています。
プログラムするというのは、あいまいさのないコンピュータの論理的な仕組みを理解して、組み上げていくという、とても論理的な知的な作業です。
プログラムを書いたけど思い通りにいかない、その原因を一つ一つ調べていって問題を解決する、というような経験一つにしても、論理的な思考につながりますし、何より物事の本質を理解したいという気持ちを育てます。

想像力

例えば、教室ではArduinoというデバイスを使ってレッスンを行っていますが、Arduinoにはいろんな部品をくっつけて、それを組み合わせることができます。
スイッチを押したら七色にLEDが光る、人が手をかざしたら音がなる。明日の天気予報に応じて画面のキャラクターが動くなど、たくさんのやれることが増えてそれらを組み合わせることができます。
頭の中で考える、あれとこれを繋げたらどうなるんだろうということを実際に形にする経験を積むことで、クリエイティブな発想ができる力を育てます。

プログラミングの先生

ニャンパスで実際にプログラミングを仕事として働く
現役のメンバーがプログラミングを教えます。
普段はプログラミングを仕事している人たちですので、実際の仕事でも使っているナマの情報をベースに、みなさんに丁寧にレッスンをできればと思っています。

え?ところでブログ主は何を手伝ったんだですって?
それを聞いちゃ〜お終いよ〜(寅次郎風)