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【プレイバック+追記】水道の要「東部配水場」で重要な工事の兆し

プレイバック第17弾。今日は2018年3月11日。あの東日本大震災から早いもので7年が経過しました。

今でも避難生活を強いられている方々も多く、少しでも早い復興を願わずにはいられません。

この越谷レイクタウン地区周辺でも、その被害は随所に見られたのを今でも鮮明に思い出します。

地震の直接の影響としては、路面や家屋の破損。古い民家では、瓦屋根が抜け落ちた光景をよく見かけました。また福島第一原発事故の影響では、計画停電が長らく続き、真っ暗な住宅地と沈黙した信号機が日常的に出現してましたっけ。

断水がなかったのが不幸中の幸いでした。でももしも次にあの規模以上の震災が襲ったら…

その問いに答える不断の努力が以下に示されています。

それでは半年前にプレイバック。


以前「災害で水道が止まった時に頼るべき越谷レイクタウン内の施設」としてご紹介した「東部配水場」。この「耐震型緊急用貯水槽」を備える重要な水道施設で何やら工事の予兆です。

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この「東部配水場」はレイクタウン第4公園の隣にあるのですが、その境にある道路沿いに工事用のフェンスが巡らされております。

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フェンスの内側には植木の枝が払われているのが見て取れます。
植木の足元には、地下からのパイプ(水栓)が幾つも存在します。

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「大相模調節池南池」の辺りから見た写真。
工事事務所もできています。

これはどうやら耐震補強工事およびポンプ設備、電気設備(自家発電設備含む)の整備工事であるようです。

耐震補強について言えば、当配水場の貯水池は「プレストレストコンクリート造り(PC)緊急遮断弁付 2池」。
プレストレストコンクリート造りとは、コンクリートの弱点であるひび割れなどに強い構造のこと。
緊急遮断弁は、地震などを感知して自動的に水を遮断する仕組みで、これによって大切な水道水が流出してしまうのを防いでくれます。

普段見えないけども極めて重要な改修工事なんですね。
水道企業団の皆様、どうもありがとうございます。
そしてよろしくお願いします。


プレイバック終了。ここから追記。

もう二度と起こらないと信じたいですけど、311以降に放射性物質による水道水の汚染がありましたね。当時、こどものミルク(粉ミルクを溶く水)をどうしようと真っ先に頭に浮かんだのを思い出しました。

要するに混じり気のない水「純水」を手取り早く作ることを求めていたんです。

この用途では活性炭フィルターは役に立たず、イオン交換樹脂や逆浸透膜などでの検証データは不明でした。

結局、純水製造法としては、その効率は悪いものの、錬金術の古きから存在する古典的手法で、信頼性の高い「蒸留」を選びました。要するに水を蒸発させ、その水蒸気を集めて冷却することで純水を得る方法ですね。(お酒好きの方にはたまらない「蒸留酒」も、同じ原理でこちらはアルコール度数を高めています。)

蒸留器をお鍋などで自作するのも考えましたが、結局輸入品を2台購入しました。一連の事態が終息した後も数年間に渡ってフル稼動してくれました。

しばらくぶりに調べたらまだ売ってるようなので、当時はありがとうの意味も込めて、ここに備忘録として記しておきます。