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続×9・川柳町 登戸町にある超変則的交差点が絶賛改修中〜橋桁の舗装が完了

【豆知識】橋の舗装は米国はコンクリート、日本はアスファルトが主流

日本では橋桁のコンクリート版や鋼版の上に60〜80mmの厚みのアスファルト舗装をするのが一般的です。

国土交通省によれば、日本の約95%の道路がアスファルト舗装だそうです。

ところがアメリカでは橋のコンクリート版の上にコンクリート舗装をしたり、あるいは舗装と橋桁がコンクリートで一体化されているケースが総橋梁面積の50%を超えています

これは橋に限ったことではなく、州間高速道路(Interstate Highway インターステート・ハイウェイ)でもコンクリート舗装が多く見られます。

コンクリート舗装
主にセメントコンクリートを用いた舗装で、歩車道を問わずに施工される。石と水とセメントを混ぜてつくられるコンクリート合材は、固まるまでに約1週間もの時間がかかるために、補修や修繕には向いておらず、基本的に道路を新設する場合に用いられる舗装工法である。

摩耗に強く、わだちができにくい特徴から剛性舗装ともよばれる。たわみによるひび割れ防止のため鉄筋を配する事が多く、施工期間が長くなり養生などに手間が掛かるなど敷設(打設)の難しさはあるものの、アスファルト舗装に比べてたわみに強く耐摩耗性に優れており、場合によっては50–60年も舗装し直さなくて済む例もある。

このため、高速道路、臨港地帯のような重車両が頻繁に通行する場所、トンネル内、急傾斜の坂道などといった舗装補修を頻繁に行う事が困難な場所に多く用いられる。また、狭隘・急峻な道路でアスファルト合材の持ち込みが困難な場所に簡易的に施される事例も少なくない。

以前はアスファルトに比べ舗装コストで割高感があったが、前述の通り近年はアスファルトの舗装単価が上昇傾向にあり、これに維持費等を総合的に勘案すると、コンクリートの方が安く済む場合もある。このため国土交通省は2011年9月の概算要求で、今後の道路整備においてコンクリート舗装を積極的に活用して財政支出を抑える方針を示している

by ウィキペディア大先生

ここからはブログ主の妄想も多分に入りますが、アメリカみたいに広大な国土では橋や道路の修繕費用も莫大なのでしょうから、なるべくメンテナンスの手間がないコンクリートが採用されたのではないでしょうか。

方や日本は地震や台風などの災害も多く、道路においては手っ取り早く、また安く修復できるアスファルト舗装の方が有利なような気がします。

だからと言って橋の上までアスファルトにする必然性はあまりないのですが、そこはそれ、日本人の生真面目さと言いますか美意識と言いますか、橋は道路の一部であって一緒に綺麗に仕上げないと気持ち悪い的な感覚が根底あるような気がしてなりません。

なにはともあれ、わが「登戸橋」は典型的な「日本の橋」ということだけは確かなようです。